『書類の山』
国と同じ扱いということは・・・・
「ゼロ様ー、次はこちらの書類ですよ」
「主殿、こちらの者はここに置いておくのじゃ」
「マスター、ソッチニアルヨー」
「ご主人、ゴーレム部隊が次のを渡します」
「・・・・死にそう」
一国と同じ扱いになって1週間。俺は書類の処理に追われていた。
注意事項のはもう理解してできたから戻っていったけど、今度はめんどくさい事務仕事である。
なんでも、一国と同じ扱いになったことでほかの国との条約の締結、国際法に関する条約、その他諸国との会談の処理などの様々な仕事があふれていた。
・・・なんかもう死にそう。危ないものも交じるのでしっかり確認しないといけないからな。下手に不平等条約みたいなものを結ばれたらシャレにならん。
一応、これまで通りの冒険者としての活動ができ、他国からの干渉を受けなくて済むようになるとはいえ、それまでの作業がきついな・・・・・。
従魔、魔道具、ゴーレたちをフル動員し、リーゼの歌による応援でやっと何とか処理が済んだのであった。
「さ、さすがに結構きつかった・・・・」
「私たちも・・」
「疲れたのじゃ・・・」
「フミュ~」
「ゴーレムの数台が故障いたしました」
「( 一一)」
全員へとへとのグダグダである。
「何とかなったからな・・・・しかし、ものすごく疲れたな」
「慰安旅行みたいなことをしませんかね・・・」
そうするか。いったんどこかでゆっくり休みたいな・・・・。リゾートみたいなところがないかな・・・・?
さて、どこに慰安行くかな?




