『使用』
さて使用開始
『国際共通通信』の魔法が大体わかったので、使用することにした。
「場所の制限などはないですよね?」
一応念のために国王に聞いた。屋外ではだめとかはないよね。
「別にないぞい。この書庫内で使用しても大丈夫だぞい」
大丈夫なようなので・・・・。
「それじゃ、使用してみるか・・・『国際共通通信』!」
いつも魔法を使用していると同じように魔法名を唱えた。
途端に視界が反転し、どこかの密室に俺はいた。一応体は実態を保っているようでちゃんと感覚がある。
「・・・こんな魔法か」
目の前には古い木製のドアがあり、まるで開けろと言っているかのような感じだった。
まあ、予想通りな感じだな。こうしてどっかの空間に飛び、そこで集合して会議するような・・・・このような魔法ならどのようなところにいても、何かしらのことで国際会議するみたいな知らせをすれば、あっという間にこの場に集まってできるもんな。
今はただ俺は魔法を使っただけだし、そんな会議みたいなことはしていないが・・・・。
とりあえず、目の前にあったドアを開け、その向こうに入ったのであった。
ドアの先には・・・




