『帰宅中の野宿にて』
短いよ
氷龍帝のところから去って2日目、行きよりもやや速いペースだったのでちょっと早めに家につくらしい。
だが、結局夜中になったので、今夜は野宿となった。全員従魔用空間に入れ、俺は眠りについた・・。
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従魔用空間にて。
従魔用空間は従魔にしかわからないような構造になっているのだが、部屋がある感じで、その中央に全員が集まっていた。
「ゼロ様完全に寝ましたね」
「完全な熟睡じゃろうな」
本来、野宿の際は見張りを立てるなどをして安全確保をするが、今はカトレアが作ったゴーレムたちによってその必要性はなかった。そのため、ゼロは熟睡しているのである。
「さて、完全に主殿が寝ているということで、この我らの話は聞かれない」
「秘密に話すとしたらこういう時にしかできませんからね」
従魔用空間内の会話は、魔物使いには聞こえている。そのため、従魔用空間内で秘密の話をしたい時には魔物使いが熟睡した時ぐらいにしかできないのだ。
「では、本題に入るかのぉ・・・・・・・
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「ふわぁぁぁ、よく寝たな」
翌日、俺は目を覚ました。
しっかり寝れてすっきりしたのである。
「出てこい、アルテミス!」
アルテミスを従魔用空間から出した・・・ん?
「むにゃ・・・おはようなのじゃ・・」
アルテミス・・・・なんかすごい眠そうなんだが。
「おい、徹夜でもしていたのか?」
「いや、単に話し合いというかなんというか・・・・」
「ん?」
何やら目を泳がせるアルテミス。若干頬が赤くないか?
「とにかくじゃ、我らだって秘密に話したいことがある。あまり聞かないでくれんかのぉ?」
何やらそのまま訴えるアルテミス
うーん、なんか珍しいような・・・・ま、いいか。そこまで気にしなくていいようだし。
「一応飛んでる途中で寝るなよ」
「わかっているのじゃ」
こうして飛び続け、昼頃には家に到着したのであった・・・・。
閑話挟んで新章いくよ
従魔用空間で何が話し合われたのか・・・・それはまあ秘密。頬が赤かったことなどから想像してみてください。いつかはその内容も出します。




