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『氷龍帝って誰?』

めったに出ないモンスター

 氷龍帝って誰だ?


『氷龍帝・・・・確か、龍帝と呼ばれた存在のうちの1体じゃったな』


 従魔用空間でアルテミスが答えた。とりあえず、受けるかどうか保留していったんくわしい話を聞こうと思い、アルテミスを従魔用空間から出した。直接出て話してくれた方がききやすいもん。


「ドラゴンはたいてい強力な力を持つものが多くてのぉ、それぞれの属性に関して頂点に立つものを龍帝と呼ぶんじゃ」

「氷龍帝ってことは、氷系に関しての頂点って認識でいいのか?」

「ああ、そうじゃ。一応龍帝もエンシェントドラゴンの類に入るが、我はその龍帝には含まれん。一応「ブレス改変」でどの属性に関してもそこそこはできるからのぉ。まあ、その属性に特化されている龍帝に比べると劣るが」


 つまり、その龍帝が属することに関してはアルテミスより上だという事か・・・。


「ま、こやつらはめったに人と交わらん。せいぜい炎龍帝が人間を育てたとかそのぐらいしかないのぉ」

「ふーん、でも、アルテミスはなんでそんなことを知っているのよ?」


 ハクロが不思議そうな顔で聞いた。


「エンシェントドラゴンである我も話を聞いたことがあるというだけじゃ。幼いドラゴンたちはおそらくそんな話をほとんど知らんじゃろ。人々の残した記録はあんまりないはずじゃ。なんせど龍帝も性格に問題があったものが多いと聞くしのぉ」


 ひどい評価だなそれ。ということは、この氷龍帝とやらも問題があるやつなのか?


「でも、龍帝がどうやって指名依頼を出したんだ?」

「主殿・・・我と同じで龍帝たちも『人化』を使えるらしいのじゃ。聞いた話じゃと、中にはよく飲みに行くものがおるというしのぉ」

「つまり、人型をとれるってわけか・・・」


 人間の姿に近づけられるのか・・・アルテミスって今身長が2mほどあるよな。だいたいそのぐらいの身長と考えればいいか。


「しかし、氷龍帝が会談を求めるとは・・・なーんかいやな予感しかしないのぅ」

「それほどまでか」

「そうじゃな。人とめったに交わらん龍帝が、その一体がこうして会談を求めるなんて、例えるならアンネルの臭いが癒しに変わるレベルじゃ」


 それは確かに大変そうな出来事だな!天変地異かよ・・・・。あ、アンネルさん最近彼女ができたって手紙が来ていたな。よくあんな激臭がする人にできたな・・・・。


 まあどうでもいいとして。


「まあ、この依頼受けるか。氷龍帝なんてめったに会える存在じゃないだろうしな」

「危険かもしれませんよ・・・」

「ま、その時はその時だ。万が一があったら、お前ら頼めるか?」

「・・・ゼロ様のためなら何なりと」

「主殿のためならいいのじゃ」

『マスタータスケルー』

『ご主人のためならば』

『〇』


 従魔用空間にいる他3名も同意したようだし、この指名依頼、受けるか!・・・って、今どうやってリーゼの返事が分かったんだろう?







さて、どんな会談になるやら・・・・

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