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『下の方へ・・・』

実験塔・・・ろくでもない集団が実験などを行うところである

 上の階をあらかた調べたので今度は下の階を調べることにした。上を先に終わらせておけば後は下に降りればいいからね。階段の上り下りがめんどくさい。魔道具が普及しているならエレベーターとかエスカレーターとか設置しろ!!


 下の方はどうやら地下室があるようである。まあ、たいてい重要なものはこういった地下に隠すものだと某犬の探偵が出ていたアニメの教授が言っていたからな。わかる人がいるかな・・・・・というか、何で知ってんのかな俺?


 

 案の定、怪しい薬品などが盛りだくさんの部屋を最初に見つけた。


「うわ、毒々しいものばかりだな」

『ラベルが貼ってあるようじゃな』


 みてみると・・・毒1、毒2、毒3、毒4、麻痺薬、眠り薬、ハゲ薬、鼻毛薬、かゆみ増し薬、び・・・おい、適当感が半端ない上にろくでもないものが多いな。というか、なんの研究をしているんだここは。


『どうやらあのリストに詳しく乗っているようじゃな』


 どうやら机上にリストがあるようであった。どれどれ・・・・「惚れ薬作成日記」、って何考えてるんだよここの人!?どこをどうしてこんな薬を作るんだよ!!方向性を間違えていないか!?


『どうやらモテない人のようじゃな』


 なんか悲しくなってくるな・・・。





「おー、なんか初めてまともそうな部屋だな」


 次に下の階にいくと、机と書類ぐらいしかないまともそうな部屋だった。


 書いてるものに目を通してみた。一応、罠がないか「鑑定」で確認しておく。重要書類とかだったら盗難防止用の罠とかありそうだからね。


 書かれている内容は・・・「クーデターによって死亡した国民のアンデッド化及び兵士化・・・ろくでもない計画のようだな。


 コピー機の魔道具があったのでコピーした。今回は潜入調査のようなものだからあばれるつもりはないしね。まあ、これはこれでやっとまともな収穫ができた。


 ほかにもいろいろあるようで、それらもコピーした。




 下の方へ進むと、地下牢のようである。昔はここで実験動物などを収用していたようだが、今ではモンスターを実験材料に使用しているのでそちらを入れているそうだ。ただ、次にここにモンスターが入るのは10日後のようで、ついおとといに全部まとめて殺処分したようである。モンスターとはいえ、なんか可哀想になるな・・・。


「・・・・だからここで・・・」

「ですから・・・む・・・」

「でも・・・・・YO]


 ん?


「誰かいるのか?」


 何者かの声が聞こえてきた。三人ぐらいか?


 地下牢の一つに明かりがついており、そこをこっそり物陰から覗いて・・・・ん?


「ですからここに閉じ込められたじゃないですか!!」

「この国に今戻るのは良そうと決めたのにYO・・」

「あはははは」


 ・・・見たことある三人組が捕まっていた。仮面の男と、語尾がYOなどになっているひと、星光王国で黒幕だった人たちである。


「な、なにやってんの?」


 つい質問してしまうのであった。




まさかの再会。そういえば、黒魔石も魔道具の一種だったな・・・・。

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