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『原因お前かよ・・・』

レイクドラゴンが弱い?いいえ、あほだっただけデス。

「そういや温泉が出なくなった原因を探していたんだった」


 なんかもう湖だの、ナマズだの、ドラゴンだのと続いていたから忘れかけていたよ。


「のう、レイクドラゴン。お主は大体1種間前からこの湖を作って住んでおったのだろ?我らはその時期ごろから温泉がおかしくなった原因を調査しに来たのじゃが」

「温泉ですか・・・ああ、それならこの湖を作る際にこのあたりの地下水をちょっといじりましたね。それが原因でしょうかね?」

「は?」


 この湖を作る際に、どうやらこのレイクドラゴンが地下水の流れをいじったらしい。このあたりには川がなく、湖を保つために地下水が湧き出るようにしたからだという。


 そして、熱い温泉が出るのを避けるために地下水の通る道を火山から避けたのだという。


 そのうえ、万が一熱されるのを避けるために火山自体を水魔法で冷やしきったのだという。


「つまり、一連の原因は・・・・」

「我ですね」

「「「「「お前かよ!!」」」」」


 


 全員でレイクドラゴンを徹底的にボコり、アルテミスによる長い説教(物理的説教)をうけ、半ば涙目になりながらレイクドラゴンは地下水の流れをまた魔法で元通りに直した。


「これで何とか地下水の状態だけは元通りか」

「あとは火山じゃの」


 火山は冷やされただけで殺した状態ではないという。


「つまり、もっかいあっためれば戻るのかな?」

「直接熱する必要があるとおもうのぉ」


 ただ、仮に炎魔法なんかで熱する場合、噴火の危険性もあるのであまり近くから当てられない。


「アルテミス、お前だけで火山を活性化させられるか?」


 ぶっちゃけこの中で噴火があったとしても耐えられるのはアルテミスだけだしな。


「我だけでも多分可能じゃが、ブレスをはき続けるのはきついのぉ。ま、これも温泉のためじゃ」






 アルテミスが火口上空に飛び、そこから火山内部に向けて猛烈な炎のブレスをはいた。超高温らしく、炎の色が白色に近い青白さだった。



 ブレスをはき続けて5分ほどで、あたりの地面が揺れ、火山が噴火し、火山がよみがえったのであった・・・。


 

ちなみに、火山の噴火自体は緩やかで、噴石なんかは空中で撃ち落として被害を抑えているのであった。

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