『湖の・・・1』
温泉に来たはずなのにどうしてこうなった。(ー ー;)
どう考えても怪しい湖に来た俺たちはまず、その水質を調べることにした。
何も警戒せずに、下手に入って毒水でしたなんてのは避けたいからね。
水質を調べるのはスラ太郎である。スライムゆえに、水に関しては敏感らしい。
頭に生えてる触角を湖に垂らすこと数分。
「ダイジョウブダヨー」
毒とかはないようであった。
「カトレア、水温はどのぐらいだ?」
「そうですね・・・5度ぐらいですかね」
毒がないことを確認し、カトレアの根で水温を図ると、いたって普通ぐらいの水温だった。
「夏なら水浴びには向いてるかもしれんが、この気温だと風邪ひくのぉ」
どうやら普通の湖のようだが・・・。
「それにしては綺麗すぎるな。それに、空からじゃないとわからなかった理由がわからんな」
魚1匹いない感じである。
「でしたらご主人、ゴーレムで水中を調べたらどうでしょうか?」
「そうするか。あ、リーゼも湖に一緒に入ってゴーレムの周りを泳いで警戒してくれ。水中戦ができるとはいえ、不意打ちなんかはきついからな」
「◯」
とりあえず、カトレアにゴーレムを出してもらい、水中を調べることにしたのであった。
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「なんかあれダンジョン都市の時から変わっているなあ。乗ってみたいよ」
「今茂みから出たらばれますって!」
水中へ




