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『4年ぶり』

ひっさしぶりの

 戦いの後、俺たちは後始末のいろいろな処理のため宗教国ギルドに戻ろうとした時だった。


『>経験値がたまりました。ハクロ、カトレアの2匹の進化が可能になりました』


 ん?今何と?進化?


「おいハクロ、カトレア。お前達どうやら進化できるみたいだぞ」

「え?」

「進化・・・ですか」


 どうやら今のモー神との戦いで経験値とやらがまた貯まったようである。進化はスラ太郎以来だな。


「え、え、え?ゼロ様マジですか!!」

「まじみたいだな」


 鑑定を今使ってみたが、可能のようである。


『ハクロは2種類、カトレアは1種類のみ進化が可能です>どれにいたしますか?』


 ハクロが2種類、カトレアが1種類のみか。そういやこの二人、一応今回活躍はしていたもんな。ハクロは冒険者に向かって糸を縛り付けるだけだったが。


 鑑定して進化がどうあるか調べてみた。あ、一応今回はちゃんとサングラス人数分ある。前のスラ太郎の進化が眩しかったもんな。


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ハクロ:「ホワイトアラクネ」


>「ホーリーアラクネ」

聖なる力を宿したアラクネ。聖属性系を糸に付与できる。生み出す糸は強度が増し、その糸で作った服は神々の愛用品となるほど素晴らしい。その分闇属性系が弱点となる。なお、性格のドジ加減は治らない。あきらめろ。


>「ヒューマネイドアラクネ」

人間により近い容姿を持つようになるアラクネ。体が一回り小さくなるが、機動性が増し、さらに狡猾に、精密に、糸の罠を張れるようになる。人間に近い容姿を持つかわりに目の数も人と同じ2つとなる。なお、性格のドジ加減は治らない。あきらめろ。

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カトレア:「チャームドリアード」


>「ドリームドリアード」

見た目がさらに妖艶になり、手先の器用さが上がる。また、「ドリーム」とつくように様々な好きな夢を見せられるようにもなる。演奏能力も追加され、人々を夢の世界に陥れやすくなり、過去にはくにぜんたいをねむらせたこともある。


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「・・・みたいだな」

「なんでどちらも『なお、性格のドジ加減は治らない。あきらめろ』ってつくんですか!?私のそのドジさって治らないんですかぁぁぁぁぁっ!!」

「ドリーム・・・ご主人にいい夢見せられるならいいかも」


 ハクロ・・・・お前の進化どっち選んでもドジは治らないんだな・・・。


 さて、カトレアは1種類しかないからこれでいいとして、ハクロはどっちがいいんだ?


「それだったらホーリーアラクネのほうがいいですよぉぉぉ。だってそんなに変わらないじゃないですかぁぁぁぁ」


 うわ、めっちゃ泣いてる。ドジが治らないのがショックなんだな・・・。まあ、ヒューマネイドアラクネの説明からして狡猾になるのは似合わないしな。


「それじゃあ二人とも、ハクロは「ホワイトアラクネ」から「ホーリーアラクネ」に、カトレアは「チャームドリアード」から「ドリームドリアード」に進化でいいな?」

「それでいいですよ・・どうせドジは治らないですし」

「ご主人、それでいいよ」


 よし。



『ハクロは「ホーリーアラクネ」に、カトレアは「ドリームドリアード」に進化することに決定いたしました。>進化のためサングラスをかけることを推奨いたします』


「全員サングラス着用!」

「え?なんや、進化にサングラス着用いるんか?」


 あ、モウカリさんたちの分のサングラス忘れていた。


「遮光フィルターON」


 ワゼはちゃっかり自身の機能でやり過ごす気だよ。


「モウカリさんたちは目をつぶったほうがいいですよ。めっちゃ眩しいですし」

「え、そうなん?」


『進化開始します』


 そう聞こえた瞬間、ハクロとカトレアの身体が光り輝いた。


 以前のスラ太郎の時と同じである。


「目がァァッツ!!目がァァッツ!!」


 モウカリさんはどうやらつぶり損ねた模様。








進化が眩しいのはもう決定事項。

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