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『機械仕掛けの魔人形魔道具1』

帰りはやっぱりゴーレム(真ゲッ〇ー2)でしょう。

 地上に出たころにはあたりはすでに朝になり始めていた。


「ということは、1日ぐらいか。結構早く進めたな」


 ちなみにここで書いてはおくが、単にゼロたちの侵攻スピードが速かっただけである。




「モウカリさんいますかー?」


 ギルドに戻り、約束通りモウカリさんに魔道具をいくつか引き渡すことにした。


「おおゼロはん、早くも戻ってきたんかいな」

「魔道具を大量に持ってきましたよ」

「おお、ほなそっちで取引いたしましょ」


 ギルドの奥の部屋に行く。下手に見つかったら厄介だからね。


「アルテミス、渡せる分だけ出してくれ」

「わかったのじゃ」


 アルテミスが次々と魔道具を出していき、その様子を見たモウカリさんは驚愕していた。


「その従魔空間収納魔法が使えたのかいな。まあ、こんなに大量にも」



 渡す魔道具全部出したところで本題に入ることにした。


「ところでモウカリさん、少し見てほしいのがあるんだけど」

「なんでっしゃろか?」


 アルテミスが宝箱を閉じた状態で出した。


「この中身なんですけど」

「少し変わった宝箱でっせな」


 宝箱のふたを開けて中身を見たモウカリさんは驚いた。


「な!?人!?ゼロはんあんた誘拐でもしたんかいな!!」

「違いますよ!!入っていたんですって!!」


 どうやらモウカリさんでも驚くことだったようである。


「普通に空間収納ができていたから生き物ではないようなんですが」

「かといってこんな人そっくりな魔道具なんて聞いたことあらへんで」

「ダンジョンで見つけたしな」

「こいつ起動させたらどうや?何かわかるかもしれへんやろ?」

「起動っていってもどうすればよいのやら」

「魔道具なら魔力を流し込めばいいんちゃいます?」

「どこに?」

「せやな・・・この変わった耳にでも流してみればいいんじゃないでっしゃろか?」


 とりあえず、変わったアンテナのような耳に触れ、魔道具を使うときのように魔力を流してみる。



「・・・起きないですね」

「ふむ・・・・」


まあ、急に眼が開いて跳ね起きたりでもしたら怖いけどな。


「単に流し込む魔力が弱いだけとかではないか?」

「そうか・・・じゃあ思いっきり」

「ちょ、主殿それは多す、」


 グォン!!


 一気に多量の魔力を流し込んでみた。


 すると、まるで電気ショックが流れたように少女の体が少しはねた。


 と、次の瞬間。


「F%S’#S#XH()XHEIPCMOC=(’Gery38c7r08!!」

「うわっつ!?」

「なんだ!?」


 いきなりがばって起きたかと思ったら何かわけわからないこと言い始めたよ!?


「D$%E!VOZH(HG”&%D$!&’(HULm]」

「あー、もしかして壊れた?」

「何やってるんですかゼロ様!!」


 なんかもう壊れた感じで行っていて手のつけようないな。


ギギギギギギギギギ


「うおっ!?」

「bFT’FX)(T&R%”XV#UXO(&%$」


 なんか無表情でこっち向いて首が動いたんだけど!?顔がよく見たら美人さんだから余計にめっちゃ怖い・・・。


「F’%$%S’%F)G)o80(%//・・・・『再起動完了』イタシマシタ」

「へ?」

「記憶メモリ及ビニ言語システム一部破損・・・再インストール確認・・・」


 なんかパソコンみたいだな。というか今破損って言ったけど俺のせいか?


「『バックアップ完了』・・・・コレヨリ再認証ヲ行イマス。起動者ハ、起動時ノ半分デモウ一度魔力ヲ流シ込ンデクダサイ」

「え?半分で?」


 このぐらいかな・・・。


 言われるままにもう一度、さっきの半分の感覚で流してみた。


「魔力ノ中カラデータ認識・・・・起動者ヲコレヨリ『絶対支配者様(マスター)』として認識。言語プログラム変換・・・・。認証完了。おやすみなさい」


 ぐう


 いろいろ言ったかと思うと、あっという間に寝た。


「おい!?もう寝るんかい!!」

「マスター、あと5分寝かせてくださいませ・・・」


 謎の少女は朝が弱い学生のような感じだった・・・。




続きますよ・・・

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