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『襲撃者をギルドへ連行』

なんか物騒になってきたな。

とりあえず、襲撃者全員捕縛して俺たちはギルドに連行したのであった。まだ夜中だったが、ギルドは24時間営業だから開いているんだよな。




「なるほど、こいつらがお前さんの家を襲撃した奴らか」

「一応、今カトレアに家の修復を任せていますが、家を一部壊されたのでついでに塩を怪我に塗りたくってしまいました」

「それはさすがにな・・・」


だって家を壊されたもん。本当ならさらにえぐってやりたかった。


今、ギルドにて俺たちはギルドマスターのメタドンさんに事情説明をしているのであった。


「そういや、こいつら全員魔道具を持っていたんだよな?」

「ええ、なんか『我が神が作りし』なんて言ってましたしね。神だがなんだが知りませんけどその魔道具ならアルテミスが収納していますよ」

「ちょっとギルドに提出してくれ。どこの誰製なのか調べるからよ」

「わかりました」


ギルドに提出し、とりあえず今日のところは家に帰り、もう一度寝なおすのであった。




メタドンさんからの連絡があったのは次の日の昼ごろだった。


すっきり目覚めてもう一度俺たちはギルドに向かった。


「おい、昨夜お前さんがたが運んできた襲撃者がどこの者かわかったぞ」

「え、本当ですか」

「ああ、ちょっと厄介な奴らだった。奴らは宗教国『カルトック』所属Sランク冒険者グループ『神の御使』みたいだ」

「あれでSランクだったんですか⁉︎」

「驚くところそこかよ⁉︎」


いや、だって確かにちょっと厄介な相手だったけど、そのランクの強さだったのかよ。


「まあ、あっちの国では少し審査基準が甘いようだからな。魔道具で十分脅威だし、国に仕えていた奴らだったから低ランクだとイマイチ示しがつかなかったんだろう」

「でも、確かに魔道具さえなければ弱い感じでしたね。小物臭というか、そういう感じでした。いわゆるランク詐称みたいな奴らでしたね」

「ま、魔道具を扱えているから一応それなりに実力はあったんだろうな。というか、ゼロ、お前はまだBランク冒険者となっているが、実力と従魔の質からいうと軽くSランクを超えると思うんだが。お前が1番ランク詐称をしているようなものなんだが」


まあ、自覚はしている。


「とにかくだ、こいつらが宗教国『カルトック』の者なら厄介なことにはなるな。お前たちを「害」とか言ってきたんだろう?」

「ええ、確かにそう言ってきました」

「ということはまた同じような奴らが襲撃してくる可能性があるということになる」


うわ、また来るのかよ。なんか「前に来た奴は我らのなかで最弱」とか言ってきそうだな。


「だったらのう、主殿、直接国を叩くのはどうかのぉ」

「さすがに戦争になりそうなんだが」

「そもそもなんで私たちを狙うんですかね」

「そういや、特に何もしてないのに「害」呼ばわりは酷いな」

「もしかするとなんだが、単に邪魔だから排除したかったんじゃないのか?」

「メタドンさん、どういう意味ですか?」

「最近、宗教国『カルトック』が戦争を仕掛けるとかいう噂がある。仮に戦争を仕掛けると、お前さんたちのようなのが出てこられるから先に消したかったんじゃないのか」


まあ、一理あるわな。帝国との戦争の情報が入っている可能性があるからね。


「やっぱり、アルテミスの提案通りに叩くか」

「おいおい、国に喧嘩を売る気か?」

「だってね、俺は適当に平和に冒険者魔物使いとして暮らしたいんですよ。それなのに、あっちから仕掛けてきたんだ」

「だが、なんの証拠もな・・・いや、あるか。すでに襲撃者がいるからな」

「ま、一応国王様に相談してからですがね」



まあ、戦争を吹っかけてきたのは相手方だ。徹底的にしないとな。

次回は200話記念にしたかったですが、予定を変更して少しこの200話達成記念話はややもうすこしあとの話に出します。

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