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『冒険者学校の一日特別講師 3』

前回の続き

「そうじゃ主殿、せっかくじゃから模擬戦でもやってみないかのぉ」

「ん?模擬戦か」


 ジョイント先生も確かやっていたな。あの時はハクロとスラ太郎だけだったけどな。


「えっ!?もしかして俺たちとゼロ先生とでですか!?」


 その瞬間、全員の顔が青ざめた。さすがにこのメンツとは戦いたくはないだろうなそりゃ。


「安心してくれ、別に皆と模擬戦するわけではないわ。主殿、我と1対1でどうじゃ?」

「いや、アルテミスとはさすがに避けたいんだけど」

 

 初めて会った時もそういやコイツ攻撃してきたんだよな。あれ死ぬかと思ったんだが。


「じゃが、初めて会った時よりは実力も上がっておるじゃろ?なら大丈夫じゃ」


 大丈夫じゃねぇよ!!



 まあ、仕方がなく俺とアルテミスで模擬戦をすることにした。さすがにドラゴンの姿でやられるといろいろと危ないので人化状態で戦ってもらうがな。



「それじゃあ、審判はハクロで頼むぞ」

「了解いたしましたゼロ様!!」

「一応生徒たちに言っておくがな、こうしてモンスターと自分で直接戦う必要ないことは言っておく。従魔にやらせておけよ」

「「「はい!!」」」

「それでは、模擬戦はじめ!!」


 先手必勝!!


「『ビックバン』!!」

「主殿の十八番か!!」


 一応範囲を絞って魔法を発動させた。だが、すでにアルテミスには見切られていた。


「このまま主殿を殴るのじゃ!!」

「そうはいくかよ!!『エンチャント』!」


 素早く身体強化をしてその攻撃をよけた。


「なかなかやるの主殿!!」

「そっちだってな!!」  



 互いに素早く動きながら攻撃を仕掛けていく。


「ちいっ!なかなか当たらないな」

「主殿こそ我の攻撃をかわして魔法を叩き込んでくるではないか!!」


 互いに殴り、かわし、距離を詰めたり離れたりなど激しい模擬戦になった。


「そこまでです!!」


 ハクロの終了の合図がだされ、俺たちは模擬戦を終えた。


「ふぅ、結構ヒヤッとしたぞ主殿」

「こっちだって結構怖かったんだが」



 俺とアルテミスの模擬戦を見ていた生徒たちはかなり食い入ったように見ていたらしく、終わったのに興奮していた。


「すげぇぇぇぇ!!」

「これがランクSのモンスターの動きか!!」

「魔物使いなのにゼロ先生もすごい強かったね!!」



 そして、そのあとあまりにも生徒たちが興奮しすぎていたようなのでリーゼに心が落ち着くような歌を歌ってもらって、何とか沈静化させて冒険者用学校の一日特別講師として終えたのであった。



 



次回からはそろそろ新章かな?

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