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『ダンジョン調査にて2』

怪物皇帝に使う予定だったのは25メートルぐらいのサイズだった模様。

胴体をロケットパンチ(一時的な鋼鉄製)で貫かれたエビルアイアはその息の根を止めて爆発したのであった・・・・。


 て、爆発するのか。やっぱあれM〇(モビ〇スーツ)だったんじゃないか?


「うう、やっと動けた・・・。」

「あのエビルアイを倒したのか」


 みると、エビルアイを倒したことにより鋼鉄化していた冒険者たちが元の姿になっていた。


「ま、これでやっと先に進めるな」


 ちなみに、勢いよくでたロケットパンチはエビルアイが死んだ瞬間に元の木製に戻っていたようで、壁に激突して粉々になっていた。ちょっと残念・・・・。ほんとはこれの大きい奴をあの怪物皇帝にぶつけるつもりだったんだけどね。一応できたからいいのか?


 

 階段が出現し、俺たちは下の21階層に入った。鋼鉄化されていた冒険者たちは、一緒に降りてくればよかったのに「俺たちは自分の力だけで行きたい」とか言って帰還したんだよね。結構まじめだったのかもしれない。



「これが21階層か・・・・」

「上の階層とは結構雰囲気が違いますね・・・」


 この階層からはよく雰囲気が変わるらしい。先ほどまでは洞窟のようだったのに、湿地帯のようになっていた。というか、木々が生い茂っているな。


「結構地面がぬかるんでいるな」

「ゼロ様、滑りますので注意して歩かれたほっ!?」


 奇妙な声をあげて、ハクロが思いっきり滑った。あたりに泥がぶちまけられ、俺たちまでドロドロになったのであった。


「あ・・・えと、その、許してください!!」


 体の構造的には無理だが、その場で腰を曲げて土下座したハクロであった。


「ハクロ注意しろよ。お前がこの中では一番転びやすいからな」


 転ぶ確率ではトップクラスである。あの受付嬢のミウさんにも負けてはいないだろう。


「お主一応アラクネじゃろ?だったら蜘蛛の糸を木々にかけてその上を歩けばよかったのではないか?」

「あ、その方法がありましたね」


 こいつ・・・もしかしてここ最近地面を歩いていたから蜘蛛の糸の上を歩くという発想がなくなっていたのか?アラクネとしてそれはどうなんだよ。


転移室に行って宿屋で泥を早く落としたかったが、この階層のはまだ奥の方にあるらしく、仕方がないのでカトレアにゴーレムで風呂を作ってもらい、そこで洗って調査を再開したのであった。


 この階層にあのボスモンスターを倒せた冒険者たちが来るし、モンスターと覗き対策を兼ねて、一応見張りつけながら一人ずつ入ったんだよね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そのモンスターはふと気が付いた。この前から感じている、何かが自分の近くに来ていることに・・・。

風呂の水はスライムのものから搾り取りました。濾過されていてかなりキレイな水になっていた。

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