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『ダンジョン20階ボスモンスター戦』

黒鉄(くろがね)の~

 準備をし終えたところで、順番が来た。


「よし、合図したら出してくれよなカトレア」

「大丈夫ですよご主人。タイミングを合わせますからね」

「ま、当初の予定サイズよりは小さくなっているがの」



 奥に進むと、そこには単眼の鋼鉄の巨人「エビルアイ」がいた。というか、なんかあれだな。M〇(〇ク)みたいだな。いや、〇S(ド〇)のほうが色的には近いか?片足ないけど。


「グギャヤヤヤヤア!!」


 雄たけびを上げ、近くにあったあるもので攻撃をしてきた!!


「って!!さっき挑んだ人たちのかよ!!」


 どうやら負けて鋼鉄化されたままの冒険者たちを投げてきた。


「ハクロ!!カトレア!!糸と木の根であれ全部回収しろ!!ただし生きているから空間収納はするなよ!!」

「「了解!!」」

「アルテミスは素早く動いて敵の攻撃をかく乱!!スラ太郎は金属を溶かせるスライムの眷属で攻撃!!」

「わかったのじゃ!!」

「ヨッシャーーー!!」


  ハクロとカトレアは素早くそこらに転がっている鋼鉄化して固まった冒険者たちを素早くエビルアイのもとから奪い、こちら側に寄せてきた。


 アルテミスは、エビルアイが落ちていた鋼鉄の塊(冒険者たち)を拾えなくてだしてきた拳をかわしながらその拳を誘導していた。


 その間にスラ太郎は、眷属の中にいた金属を溶かす力のあるスライムを選んでいた。


「『メルトスライム』『NEOポイズンスライム』の2種類か」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「メルトスライム」

何でもかんでも溶かしてしまうスライム。自身の体までも溶かしてしまうため、いつもドロドロした体をしている。スラ太郎が改造して作り上げた結構グロいモンスター。ランクは自然界に存在せず、スラ太郎が作り上げたモンスターゆえついていない。(スライムクラブより)


「NEOポイズンスライム」

ポイズンスライムたちを合体させまくって、キングポイズンスライムになるかと思ったら全く違うモンスターになった。どうやら詰め込み過ぎたようである。NEOとついてはいるが、その毒は生物の体を侵すようなポイズンスライムのものではなく、どういうわけか無機物のみしか溶かさないものになっていた。そのため特に害があるわけではない。ただし、このスライムによって服を溶かされたアルテミスたちの怒りにより危うく俺たちが死にかけた。そのためランクは特別にA指定されている(女性にとっては)。スラ太郎がたまにいたずらに使う程度である(被害者:ハクロ、アルテミス、カトレアあとローズ)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 そのスライムたちはエビルアイに張り付いたかと思うと、ジュワワワと溶ける音がしてきた。


「あ、やっぱ金属だからとけるのか」


 必死にスライムたちをはがそうとするエビルアイ。しかし、スライムたちをつかめない。


 そこでエビルアイはスライムを鋼鉄化光線で固めようと、目を光らせて溜め始めた。


「よしっ!カトレア!!」

「わかっていますよ」


 回収を終えたカトレアが俺の右側にきて頼んでおいたものを出した。


「あれ?結構小さくなってるな」

「反動があるため、ご主人の体を考えて小さくしています」

「ま、どうせかなり威力があるからいいか」


 右手にそれを装着し、俺は構えた。


「アルテミス!!そいつが光線を発射した瞬間にこっちに頭を向けさせろ!!」

「わかったのじゃ!!」


 エビルアイが光線をスライムたちに放とうとした瞬間、アルテミスはそのエビルアイの頭部を蹴った。


「ギャビッツ!?」


 変な鳴き声を上げ、エビルアイの頭部がこちらに向いて光線が出された。


「いまだ!!くらえ鉄拳!!『ロケットパンチ』!!」


 ぶっちゃけ結構使われるから名出ししてもいいだろう。1度は叫んでみたかったし。


 俺の拳についていた木製のロケットパンチは途中で光線にあたり、鋼鉄化して見事にその勢いのままエビルアイの胴体を貫通して、そのままエビルアイの息の根を止めたのであった・・・。

だってさ、一度はやってみたいじゃん。よくSFとかで使われるしね。

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