『寮内での出来事2』
かなり連続投稿できました。あ、ブックマーク増えてきて嬉しいです^_^
「あーーっ、いい湯だな〜」
空腹をまぎわらすために風呂に入ったが、なかなかいい湯である。寮内には風呂が実はかなりたくさんある。
なんでも昔、どうやら初代寮長が無類の風呂好きらしく作らせまくったらしい。
そのおかげで今風呂に入れるのだが・・・
『ゼロ様湯加減どうですかー?』
「ハクロ、お前覗いていないよな?」
『いやまさかそんなことしていませんよ。しっかり目隠ししていますから』
従魔用の空間にいるが、どうも覗いている気がしてならない。
『プルプルンプルプルン』
「ん?スラ太郎は何言っているんだ?」
『えっとですね、「マスター、別に私はみてないよ。ただ、ハクロが鼻血だしてみて」ちょっ、何を言っているんですか⁉︎』
「ほおぅ、つまりやっぱり見ていると」
『いや、その、あのですね』
「ハクロ、お前あの買ってきた果物当分お預けな」
『そ、そんな〜!』
スラ太郎の言葉を代弁して、自ら自滅したハクロだった。
しかし、ハクロって1番年をとって経験あるんだよな。どう考えてもどこか抜けてるよなこいつ。
とりあえずさっさと風呂からあがって、明日に備えて部屋で寝る事にしたのであった。
ついでにスラ太郎とハクロは従魔用の空間で寝かせた。従魔は自分から入ることはできても魔物使い自身が召喚しなければ出られないので、ハクロのドジ加減から安全性を考えての対処だった。
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「で、明日までに間に合うわよね」
「は、はい。急いで校長に連絡いたしまして、なんとかなりました。ただ本当にはいるのですか?」
「ええ、絶対に。あ、あなたたち護衛はなしで」
「いや、つけてくださいよ!」
深夜、王宮で騎士たちのさけび声がひびきまくったのであった。
姫様のキャラがなかなか一定にならないな