表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
168/397

閑話 宿にて

宿での出来事(毎回似たことがあるそうな)

「あ〜生き返る〜」


ダンジョンから戻り、俺は今、宿の露天風呂に入っていた。


いやだってね、ちゃんと風呂に入りたかったんだもん。ダンジョンは結構汚れるからね。ま、寝る前には従魔たちはちゃんと従魔用空間にいれるけどね。また命の危機になるかもしれんからな。


ちなみに、ハクロたちは女湯ではなく従魔用風呂に入っていた。この宿は魔物使いが泊まった際に、従魔たちにも風呂を提供してくれる宿でもある。


一応、念のためにハクロが覗き対策に何重にも糸の罠をはっていたが、ま、従魔用の風呂にわざわざ覗きにいくやつはいるまい。ハクロたちは人型だけど、大抵はスライムや、ウルフ系が入るからな。それに、彼女たちの風呂を覗きに行くような命知らず(バカ)はいないだろう。


「おい、本当か?綺麗な女が従魔用の風呂に入っているって」

「ああ、間違いない。一応モンスターらしいが、どれも普通の女、いや、絶世の美女と変わらないらしい見た目のようだ」

「この宿屋に泊まろうとしていた姿を見かけた。美しいアラクネだったから怪物殺しの従魔だろう」

「おいおい、怪物殺しの従魔なら確かみんな綺麗どころばかりだが、覗きに対しては恐ろしいお仕置きをするらしい。命は惜しくないのか?」

「バカかお前は。絶世の美女の風呂の姿と引き換えなら命は惜しくないわ!」



・・・いたな。命知らず(バカ)が。




この後、風呂から上がった際に湯船から断末魔が聞こえたが、聞かなかったことにした。



翌日、命知らず(バカ)たちは裸で全員宿屋の外に、体中にあちこち青あざをつけて、首から「覗き魔」「変態」と書かれたプレートを付けて吊るされていたが見なかったことにしたのであった。

後日談

なお、ハクロたちは知らんぷりしていたため、その命知らず(バカ)たちはそれっきりその都市から見なくなったそうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ