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『地上に帰還』

ダンジョン階層降りるペースが早いと思うけど、まだ10階しか降りていない。この先だんだん広く、複雑な道になっていくため降りるペースは落ちていくのだ。

ボスモンスターをほぼ出落ちに近い感じで倒した俺たちは、下の11階に行き、今日はここまでとした。


「転送室はどこにあるかな?」

「地図ですと、そこを真っ直ぐ行って二つ目の角を曲がったところのようです」



進んでみると小部屋のような場所があり、転送魔法陣と見られる魔法陣が2つ床にあった。


「魔法陣が2つ?」

「地上帰還用とまたこの階層に戻って来るため用みたいですね」


みると、魔法陣の色が違っていた。


「緑が地上行き、赤がこの階層行きみたいだな」


今は帰還するので緑の方に乗った。


この魔法陣を起動させるには、ギルドから出された許可書をかざすだけでいい。



かざすと、魔法陣が光って次の瞬間、ギルドの中にある魔法陣のところに俺たちはいた。


「あ、帰還された方ですね」

「あ、はい」

「今回は11階から帰還されたようですので、次回ダンジョンに入る際はあちらの魔法陣を使用してください。そうすれば今回の11階からまたダンジョンを進めます」

「説明ありがとうございます」


ギルド職員に説明をうけ、とりあえず宿に行く前にダンジョンにて得たものを売るためにギルド内に設置された買取店にむかった。



買取店は今は誰も並んではいないようだった。


「すいません、買取をお願いしたいんですが」

「はいはい、今行きますよ」


出てきた店員はエルフの女性だった。


「こちらの素材をお願いします」


アルテミスが収納していた素材をだしていった。


「ほぅ、空間収納系が使える子かい。こりゃなんともまぁ珍しいねぇ」

「前にも同じ事を言われた気がするんじゃが」

「ま、別にそんな事より素材か。どれどれ・・・」


一つ一つ丁寧に鑑定していき、数分で終わった。


「ふむ、大体全部で3万ゼンぐらいかね。なかなか量はあるが、傷がついてるのがもったいなかったね」


量は大量だったが、低ランクモンスターばっかりだし、石投げたら爆発四散したやつが多かったからな。


「では、その値段でお願いします」




買取してもらい、とりあえず今日は宿に向かうのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「?」


それは首を傾げた。少し前まではだんだん何かは分からないが、何かが近づいてきたと思ったのに、今はまた離れた。


何かは分からない。けど、なぜか気になる。


だが、それは自由に歩けない。それは水の中でしか動けなかったからである。



それゆえ、それは何かが来るのを待つしかなかったのであった。

ダンジョンに出るモンスターランク

1〜10階層:G.F.E.D

11〜20階層:F.E.D.C

21〜30階層:E.D.C.B

31〜 未調査。おそらくAランクも出る。たが、現時点では34階層までの地図しか出来ておらず、モンスターの詳細ランクは不明。


また、11階層以降には幾つかの階層にて全く様子が異なるものもある模様。森林、ぬま地、砂漠の階層を確認。

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