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『ダンジョン10階ボスモンスター戦』

わりかしあっさり

10階までたどり着き、俺たちはボスモンスターがいるという部屋の前にきていた。


「まだ扉が閉まっていますね」

「まだ戦っているんだろうな」


ボスモンスターのいる部屋の前には大きな扉があった。


この扉はダンジョンが作り出しているものらしい。冒険者たちがボスモンスターに挑んでいる間は閉まり、冒険者たちが勝って下の階に行くか、負けて死んだときに開くという。


さらに、ボスモンスターはその扉の開閉ごとにリセットされて常に体力満タンらしい。



しばらく待っていると、扉がゆっくりと開いた。中に死体が無いところを見ると勝ったようである。


部屋の中に入った途端、扉が勢いよく閉まった。


部屋の奥へと進むと、奥にボスモンスター「ダンスパペット」の姿が見えた。



「あれがここのボスモンスターか」

「あ、気づいたようです」


俺たちの気配を察知したのか、こちらに走ってきていた。


「カトレア!あいつがこちらに近づく前に倒せ!」

「わかりました」



カトレアが軽く手を向かっているボスモンスターにかざすと、ボスモンスターの足元からいきなり鋭い木の根が飛び出して一気に串刺しにした。


その一撃だけで、ボスモンスターはやられたようであった。



その木の根は、カトレアの足から生えている木の根で、地中を急速に成長しながら進んで飛び出させたものだという。


「完了致しました」


カトレアは、飛び出させた木の根を何かしらして引っ込まさせながらそう言ったのであった。


「なんか嫌なことを思い出しました・・・」


ハクロがお腹を押さえながら青白い顔で言った。


そういえば、ハクロも一度似たような経験しているんだっけな。



デンジャラスボックスに刺されたのが未だにトラウマのようである。

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