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『ダンジョンへGO!!』

今回は少し短めかな?

 翌日、ローズに資金集めのためにダンジョンへ行くことを説明したら、


「もし、また従魔が増えたら見せてくださいね」


 と言われたが、まあダンジョンだしな。攻撃的なモンスターだけだし従魔は増えないだろ。というか、今以上に増えたら家の資金だけじゃなくて食費も稼がなくちゃならないからな。特にハクロとアルテミスが一番よく食べるんだよな・・・。



 とりあえず、カトレアが出したもうすっかりおなじみになった馬車型ゴーレムに乗り、ダンジョンを目指すことにした。



「普通の馬車なら確か2週間ほどで着くんだっけな」

「この馬車結構早いですからねー。それよりも早く着くんじゃないですかね?」

「毎日改良をしていて、最高速度がこの前の帝国へ向かった時の1.7倍になっている」

「ならば最高速度で飛ばせばたった1日でつくかの?」

「安全運転でお願いするよ。そこまで早く着きたいわけじゃないからな」

「わかりましたご主人。ではもう少しスピードを緩めますね」

「これぐらいなら1週間ほどかの?」


 というか、他の馬車より相当な速さだからさ、衝突したら結構やばいと思うんだよね・・・。


 今はとりあえず、普通の馬車の2倍のスピードで進めることにしたのであった。というか、結構快適なんだよなこの馬車。カトレアが従魔で本当によかった。





 王都をでて2日たった。


「おい、カトレア」

「なんでしょうかご主人?」

「一応馬車の速度は普通の馬車の2倍までにしていたよな」

「はい」

「じゃあさ、なんでもう目的地に俺たちは着いているわけだ?」


 ダンジョンに着くのは1週間後ぐらいだと俺たちは思っていた。だが、今日すでに着いた。つまり、2日で着いたことになるのだ。


「あー、計算ミスじゃの」


 単に俺たちが速度の計算を勘違いしていただけだった。普通に2倍の速さで進んで2分の1の日数で着くわけじゃない。


 簡単に説明しよう。

例えば、時速45キロで休まずそのスピードのまま進んだ距離と、其の2倍の速度の時速90キロで進んだ距離を計算するとしよう。

仮に2時間、3時間で分けて考えると


45×2=90キロ 45×3=135キロ

90×2=180キロ 90×3=270キロ


と、2時間進んで90キロ、3時間進んで135キロとその差は大きくなっていく。


 つまり、途中で昼飯などでいったんは止めるといっても、かなり進んでいたのであった。



まあ、そんな計算ミスをしつつ、俺たちは無事にダンジョン都市「グロウ・ナウ」に着いたのであった。


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「・・・・?」


 それはダンジョンにある水辺で感じた。何か、気になるものが来たような感覚を・・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ぜえっ、ぜえっ、彼らの馬車早すぎるよ・・・」

「あの馬車ほしいですよね。結構スピード出ていましたもん」

「なんで、おまえはYO、息切れ、WO、していないんだ・・・YO」


 ダンジョン都市の近くにある村。そこで、ゼロたちのことを見ていたいつもの三人組の二人が息切れしていたとさ。


息切れしていない理由は彼女だけほぼ滑空に近いことをしていて、それで飛んで体力の消費するのをできるだけ避けていたからであった。他二人は普通に走っていた。

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