表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜と異世界で  作者: blood
9/11

第九話 絶望-2

秀一視点で書いてる&時間巻き戻っています。


色々挑戦してみてますけど難しいですね。

どうぞ。

―7/10 午後4:30―


「雄太のやつ、大丈夫かなぁ」


俺は独り言を言いながら歩いていた。

実のところ、夢を見た事はあるけど、起きた頃には全然覚えてないというか…そう思うと、少し羨ましかった。

いや、雄太は、真剣に悩んでるんだよな。何考えてるんだろう...

少し羨ましがってしまった事を反省した。


本当は今日、雄太と一緒に誕生日プレゼントを買う予定だった。雄太自身の。自分の誕生日なのに忘れてるのかな。何も言ってこなかったし…あいつ結構ぽかんとしてるところあるからな…

自分で選べばいい話だけど、苦手なんだよな…毎回丁度雄太が買った物と重なったり、的外れだったりで。

だから一緒に欲しい物選んで欲しかったんだけど・・・部活なら仕方ないよな。もうすぐ引退なんだし。

俺は帰宅部だ、なぜがというと縛られてまでやりたい事をやりたくないからだ。


…なんとか今年は、ぴったりの物選ばないとな…

俺は商店街に向かった。




―7/10 午後8:00―


何がいいかな…

商店街に入ってからもうどれくらい経っただろう。

幾つか店に入ったけど、中々決まらない。


部活は引退時だから絵を描く道具はいらないだろうし…かといって勉強道具は堅苦しいな…うーん…

かといって、雑貨とかも選ぶセンスないしな…どうしよう。


歩き疲れてしまって、近くにあるベンチに座り込んだ。

鞄から端末を取り出して弄ろうとした…その時だった。


――――――ゴゴゴゴゴ…ッッッドン!!


ーーーー地震!

物凄い揺れだ、縦でも横でもない。感じたことの無い揺れ。

前に大きな地震を経験したことはあるけど…比べ物にならない。

俺は急いでベンチの下に入り込んで、鞄で頭を護った。

物凄い音がする…建物が崩れるような音だった。大丈夫なのか…

俺は目を瞑って、助かる事を祈った。


地震が止まった。

なんとか助かったみたいだ。

ベンチの下から出る。


うそだろ…

自分が見た光景は想像を越えるものだった。

辺りの建物は崩れて全壊、よくて半壊。

物凄い大きな地震だったことはすぐ分かった。


「避難しろ!早く!」


中年の男性が指揮を取り、避難を促していた。


言う通り、ここにいたらまずい。

でも、家はここからかなり遠いし…そうだ、雄太は森で絵を描いてたっけ…ここからなら近い。

とりあえず雄太と合流しよう。そう考えた。


「君危ないよ、早くこっちに!」

「いえ…行かなきゃいけないところがあるんで…」

「そうかい…気をつけて」


さっきの男性が声を掛けてきたが、断った。

災害時は自分で行動しなきゃならない。

従って、死んでも文句言えないからだ。

雄太のところにいかないと…!

俺は端末だけを手に取って、森に向けて走った。


だが急ごうにも、瓦礫があっちこっちに散らばっていて、とても走っているとはいえないような速度だった。地面にヒビが入っているところもある。でも諦めずに、先を急いだ。


ついに森が見えてきた…でも、それはいつもと違う光景だった。


「燃えてる…うそだろ…」


咄嗟に口にしていた。

雄太は大丈夫なのか…くっ…

近づくのは危険だ…でも行かなきゃ…大丈夫なはず…だ。


あいつは、危機的な状況下には強い。以前の地震でもかなり冷静だったし、助かってる。だから今回だって…。


俺は更に先を急いだ。



「え!?」


突然半壊状態だった建物が、自分のいる方に向かって崩れてきた。

結構高めの建物だった。

咄嗟に横に逸れるように飛び込んだ…だが遅かった。


ぐっ・・・。

下半身が下敷きになった。凄い痛みで、声すら出ない。

森の燃え方は激しさを増していた。さっきより近づきはしたけど・・・もう歩けそうにない。


「死にたく・・・ないな…雄太…」


余震か、さっきよりは弱いが、再び揺れていた。

山の方に目をやる…噴火している…?

動けず、どうしようもなかった。

疲労が溜まっていたのか、こんな時なのに眠気が襲ってきた。


「寝て・・・このまま死ぬ・・・のか・・・」


眠気に抗えずに、俺はそのまま目を閉じて、眠ってしまった。



なんか終わり方変だな〜と思いつつも内容が思いつかないのでストップです。


もしかしたら多少修正なりするかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ