第2話無我の剣
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
えーーー俺はケルドウェン。緑の髪色の薬師のケルドウェン
今、飛んでる剣に襲われている。名前は無名の剣らしい
なんで浮いてるのかは分からない。恐らくルーンとか魔法とかで浮いてる
あと速い。めっちゃ速い。浮いてるからは、最短ルートで追いかけられるし
障害物も無視してくる。あとめっちゃ速い。マジで速い
「嬢さん!!これほんとに死なないです!?」
「死なん。追いかけて来てるだけだ。ほら、走れ走れ」
「これ以上は無理ですよ!!体力的にも!肉体的にも!」
足の筋肉がビキビキと痛む。吐く息で喉も痛くなってきた
ひょろがりはそんなに長く走れないよ
「仕方ないですね。嬢が倒してあげますよ」
「・・・・」(なんだ急に?)
嬢さんの口調が女性らしく?なる
それと同時に嬢さんが足を止め、無名の剣の方へと向く
「斬るぞ。獲物」
「剣が言う方では?」
嬢さんが非常に低い声を出しながら、剣に向けて拳を振るった
「「「「え」」」」
嬢さんの腕が飛んできて、赤い髪の俺の頭に当たった。そして、地面へとべちゃりと落下した
「うぇぇ!?」
「斬られたか」
嬢さんの腕は無い。地面に落ちている
血もビュービュー出て来て、見てるだけで痛々しく、グロイ
「おい。逃げるな。剣」
「「「「ぇ」」」」
嬢さんの腕が生えている。グロイから目を背けた一瞬で再生?していた
生えているのを見た瞬間に、地面のやつをくっつけたのかと思いはしたが
腕は地面にある。だから、恐らく新しい腕
「ひぇーー怖い」
「同感」「同感」
「吐きそう。頭から血の匂いがする」
足の筋肉の痛み、疲労なんてものは消え失せ、全速力で走り続けた
恐怖、それは俺の疲労を消すのには最適なことであった
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「どうしたんだ?空を見上げて」
「ぜぇ、ぜぇぜぇ」
「おぇ、、ゴッホゴッホ!!」
「ふぅーーすぅーー」
「オロロㇿロ」
「元気そうだな」
緑の髪のケルドウェンは背を地面に付け、荒々しく呼吸している
青の髪のケルドウェンは何か駄目なものが気道に入ったのか、ずっと咳をしている
黄色の髪のケルドウェンはゆっくりと呼吸を整えている。足はぷるぷる震えている
赤色の髪のケルドウェンは吐いている。普通に吐瀉物を吐いている。ただ、胃の中が空なのか吐く物は胃液だけ
「貧弱」
「は、反論する体力も、、、なんですか?その剣」
「さっきの剣。大人しくさせた」
「・・・・・」
ころころと転がりながら、嬢さんから離れる
「怖いです。近寄らないで下さい」
「安心しろ。死んでる。俺が殺した」
「・・・・いや信じられないですよ」
吐いていた赤の髪の俺が俺が思っていた言葉を吐く
流石俺だ。思考が一緒
「こいつは無名の剣って名前だと言っただろう?名前を無理やり剣に刻み込んだら」
「うぇ」
刃に腕を押し付け、血が剣へと染み込む。見ているだけで痛々しい。俺の腕もゾワゾワしてくる
「こいつは名を与えられ、個体名を失った為、死ぬ」
「・・・・・原理が良く分からないです。名を与えられたら名を失う?」
「無名の剣と言う名以外を受け付けないだよ。アレルギーみたいなもんだ」
「・・・・・・・・不思議な剣ですね」
考えることをやめた。考えていても意味は無さそうだ
「それで名前は何にしたんですか?」
黄色の髪の俺が名を問う
「無我の剣。自我なく俺に使われ続ける剣」
「・・・・そうですか」
「まあ見ておけ」
嬢さんが剣を投げた
剣の速度はとんでもなかった。一瞬で視界から消え去った
「ギャアア!!」
投げた先の方向から声が聞こえた
「あ、誰かに刺さったかもな」
「・・・・・・」
嫌な予感がする。俺見たことあるよこれ
物語の主人公が厄介ごとに巻き込まれる前兆のやつだよ




