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「霧」と「もや」は何が違うの?

「霧」と「もや」、どっちも白くてモクモクと視界を覆うイメージですが、ちゃんと定義があります。


「霧」は、人間の目の高さで見て、視認できる距離が「1km未満」。


 空気中に極小の水の粒が浮かび、「霧」の中ではひんやりと空気が冷たい印象です。


もや」の場合は、視認できる距離が「1Km以上~10Kmの間」。


 水分の微粒子が空気中に浮かんで見通しが悪くなりますが、「霧」ほど細かな粒ではないため、ひんやりとした感じはありません。


 近くしか見えないのが「霧」、薄くて遠くまで見えるのが「もや」、ということになります。


 視認できる距離が100m未満だと「濃霧」という区別です。(海上の場合は500m未満)


かすみ」も、白くてモクモクして似たようなイメージですが、こちらは漠然と霧、靄全体を指す表現で、上記のふたつのように気象上の定義はありません。

  

 似ているふたつの何が違うのか、という点で連想したのが、「そうめん」と「ひやむぎ」。


 実はこのふたつ、製法によって区別されています。


「そうめん」は、生地を何度も折り重ねて、糸のように伸ばして自然と細く作ったもの。

「ひやむぎ」は、薄く伸ばした生地を、まな板の上で細く切って作ったものです。

また、太さによっても区別されていて、「そうめん」は直径1.3mm以下。「ひやむぎ」は直径が1.3mm~1.7mm以内を指します。


 一般的に、つゆにつけて食べる「そうめん」を、温かいつゆに元々入れておいて食べるのが「にゅうめん」。


 ちなみに、逆に「違っているようで、違っていない」ものは、「ぼたもち」と「おはぎ」。


 諸説ありますが、このふたつは、内容的には一緒で、何が違うかというと、作る時期だけ。


「ぼたもち」は「牡丹」の時期、つまり「春」。元は「ぼたんもち」と言われていたらしいです。

「おはぎ」は「萩」の時期、つまり「秋」。こちらも、「おはぎもち」と言われていたそうです。

 地方によっては、使っているお米の種類や、あんこの種類で分けているところもあるようですね。


 もうひとつ、「違っているようで、違っていない」ものは、鳥の「タカ」「ワシ」の区別。


 実は、両方とも鳥類の区分上で言うなら、タカ目タカ科。何が違うかというと、大きさで呼び分けています。

 

 体が大きい方が「わし」。中型から小型のものを「たか」と呼びます。


 中には、ワシだけど小さめなカンムリワシがいたり、タカだけど大きめなクマタカなど、例外はあるようですが。

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