表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

80/291

「ヘチマ」の意外な名前の由来

 小学校の頃、「ヘチマのスポンジ」を作ったことがありました。


 実ったヘチマの果実を乾燥させ、水分を飛ばすと、スポンジのようにふわふわした塊になるのです。

 昔は、実際にスポンジのようにして、お風呂場で体を洗うのに使ったようです。

 ふわふわの塊の繊維をほどいていくと、糸が取れます。


 糸が取れるうり、ということで、江戸時代くらいに「糸瓜いとうり」という別名で呼ばれていました。


「いとうり」が、使われるうちに頭の「い」が取れて、「とうり」へ変化します。


 この「とうり」の「と」の文字。


「いろはにほへとちりぬるを…」の順番で、「と」の文字は「へ」と「ち」の間にある、へ・ち・間ということで「ヘチマ」となったとか。


 江戸っ子の粋な言葉遊びというところでしょうか。


 ついでに、漢字雑学をひとつ追加。


 糸瓜の話で「うり」の話をしましたが、「瓜」とよく似ているのが「つめ」という字。


 昔から言われている漢字の覚え方として「うりにツメあり、つめにツメなし」というのがあります。


うり」と「つめ」では、「瓜」の字の方が画数が多く、下の尖った場所(カタカナの「ム」みたいな箇所)を「ツメ」に見立てて、の言葉なのでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ