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ビキニの水着と原爆実験

 女性用水着にはワンピースとかビキニなどがありますが、7月5日は「ビキニスタイルの日」だそうです。


 1946年の7月5日、フランスのファッションデザイナー、ルイ・レアールが、世界で最も面積の小さい水着としてビキニスタイルの水着を発表した日。


 この「ビキニ」という名称の由来は、原爆実験に由来しています。


 4日前の7月1日、アメリカのマーシャル諸島、ビキニ環礁で原爆実験(クロスロード作戦)が行われました。


 この実験の直後に発表された小さな面積の水着……「小さい原爆でも周囲に与える破壊力はとても大きい」ことに例えて、ルイ・レアールが、ビキニ環礁の名前から「ビキニ」と命名したとされています。

 ファッション誌の編集者のダイアナ・ヴリーランドは、「ビキニ」を「ファッションの原子爆弾」と評しました。


 発表当時は、「肌の露出度が高すぎる」と大胆なデザインは敬遠されて、あまり着用されませんでした。


「品位を損ねる」としてアメリカのビーチでは、1960年代初頭まで着用禁止とされていたエリアもあったようです。


 ちなみに、ルイ・レアールの本職は、自動車のエンジニア。


 母親が下着のデザイナーをしており、その手伝いをしている時にビキニスタイルを考案したそうです。


 ビキニを発表した頃に、ジャック・エイムという人物(こっちは本職のデザイナー)も、似たような水着を考案し、発表しています。

 こちらの水着の名前は「アトム」というものでした。


 視覚的に「原子爆弾級の破壊力」を意味したのかもしれませんが……「ビキニ」は、原子爆弾実験の地の名前で、「アトム」は、原子そのものの名前。

 なんという偶然でしょうか。

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