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「やる気」がなくてもやってみる

 前回、エメットの法則を取り上げました。


 自分でも「めんどくさいなー」と思って先延ばしにしてしまうことが多いので、取り上げた理由は、自戒と奮起のためでもあったのですが、今回はさらにそれをブーストするような、背中を押してくれる話。


 ドイツの心理学者、エミール・クレペリンは、興味がないような作業でも、始めてみると次第に「やる気」や「集中力」が出てくるという作用を発見し、これに「作業興奮」と名付けています。


 実際に行動を起こすことで、脳の中で「やる気ホルモン」が分泌されるというシステムがあるらしいのです。


「やる気が出ないから、しない」のではなく「しないから、やる気が出ない」のであって、「やってみたら、どんどんやる気になってきた」というパターン。「やる気」は、アクションの後からついてくるようです。


「机の上だけ、少し片づけようかな」と整理をスタートしたら、いつの間にか「こっちも綺麗にしたい」「あっちも片付けよう」と欲が出てきて、部屋全体を掃除していたという経験は無いでしょうか。これが「作業興奮」の仕業です。


 車なども、エンジンを回して最初に発進する時に一番燃料を消費します。

 ですが、一度動いてしまえば、あとは高速道路に乗って「慣性の法則」でアクセルを踏まなくとも低燃費で動けます。

 人間も、ゼロからイチにエンジンを回す瞬間が、一番エネルギーを使うかもしれません。

 意外と、動き始めたら、スイスイと事は運ぶはず、とプラス思考に考えましょう。


「なんだか今日は気が乗らないなあ」という人も、「5分だけやってみる」という感じで時間を区切って、動き出してみるのはどうでしょうか。


「やる気スイッチ」の入り方には、個人差があるでしょうけど……。

 

 最初からハードルを上げずに、「思い立ったら、少しだけ動く」の精神で、自分の中の「作業興奮」に任せてみてもいいかもしれません。


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