表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/307

「くさかんむり」の漢字の話

前回、「夢」の話をしましたが、「夢」という漢字の部首は「くさかんむり」ではなく、下半分の「タ」にあたる「ゆう」です。


 むかーし、なにかの映画かドラマで、河川敷で制服姿の男子と女子が話している、青春っぽいシーンで、こんなセリフがありました。


「夢っていう字ってさ、なんでくさかんむりだと思う? 草ってさ、成長も早いけど、枯れちゃうこともあるからだよ」


 夜、見る「夢」ではなく、高校生が話す「将来の夢」について語っている場面ですが、これを見ながら私は「夢の部首はくさかんむりじゃないのに……」と思っていました。


 セリフだけ抜粋してみると、「挫折」を端的に表現していて、なかなかいいんですけどね。


 もともと「夢」という字は、今よりもっと画数が多く面倒な文字で「暗い」「よく見えないもの」の意味があったようです。


 次第に文字が簡略化され、偶然にも「くさかんむり」に似た図形が部分的に残り、「暗いねやで眠っている時に見るもの」という意味になり、現在の文字になったらしいでね。


 余談ですが、「人」に「夢」と書いて「はかない」という漢字を作った人の美的センスって、尊敬します。詩的にして素敵。


「くさかんむり」の話題で、もうひとつ。


 人間の心理や気持ちを意味する部首の漢字には、「恋」「悲」「怒」などの「したごころ」や、「快」「悦」「悩」「怖」などの「りっしんべん」がありますが、心の中の異なる気持ちが対立して争い、迷うことを意味する「葛藤かっとう」という言葉は、なぜか「くさかんむり」の漢字で構成された単語です。 


 これは、植物の「かずら」も「ふじ」もツルを伸ばす特性があることから「ツルが絡み合うように、気持ちも複雑に絡みあって、もつれる」様子を示しているのだとか。


「くさかんむり」の話題で、さらにもうひとつ。


「芸人」や「芸術」などの「芸」という字、「修練して身につけた技・技能・学問」といった意味があるのですが、なぜ「くさかんむり」なのでしょうか?


 旧字体で「藝」と書くこの文字は、人が「苗や種を地面に植える様子」をかたどった象形文字でした。


 米でも野菜でも果物でも、植えて上手に育てれば、いずれ豊かな実りとなる……人も同じで、すぐれた教育によって、教養が芽生え、精神的に大きな「実り」となる。深いですね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ