表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/293

「後の祭り」は、京都の祭り

 ことわざで「後の祭り」というのがあります。


「後の祭り」は、「良いタイミングを逃して、後悔すること」をいいます。


「事が終わって、今さら悔やんでも“後の祭り”だ」

など、ネガティブなイメージですよね。


 同じ意味で、英語では「The bird has flown」(鳥はもう飛んで行ってしまった)なんて言い回しがあります。


「事が終わって、今さら悔やんでもザ・バード・ハズ・フロウンだ」

と言い換えてみると、少しカッコイイかもしれません。


 ……やっぱりカッコよくないかもしれません。使うなら自己責任で。


 さて、京都の「祇園祭り」は、7月の一か月間を使って行う長いお祭りで、7月17日に行われる豪華な山車だしがたくさん出る巡行を「前の祭り」、7月24日に行われる山車を返す巡行を「後の祭り」と呼びます。


「前の祭り」は豪華な山車がたくさん出るので派手で、見物客も多く出ますが、「後の祭り」は賑やかさもなく静かで、見物客もあまりいないそうです。


「前の祭り」を見る時期を見逃して、「後の祭り」だけ見ても仕方ない……というところから、「後の祭り」という言葉は、「良い時期を逃して、後悔する」という意味になった、ということです。


 ことわざの語源で、もうひとつ、ついでに。


「急がば回れ」というのがあります。


「急がば回れ」は、急ぐ時には、危険な近道より、遠回りでも安全な道を通る方が、結果的には早い、という意味です。

 

 この語源は、室町時代に詠まれた歌「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」からです。


 当時、京都へ向かうには、琵琶湖を横断する海路の方が、陸路よりも近くて早いのですが、比叡山から吹き下ろされる突風(比叡おろし)により、船が転覆して危険な航路だったため、このような歌が歌われました。


 つまり、「琵琶湖」を迂回したのが「急がば回れ」の始まりなんですね。

 

 外周200kmくらいあるそうですけど、どんだけ回んねん、って話。

 

 琵琶湖は、川の管理や利用を想定した「河川法」という法律によると、「一級河川」に属するそうで、「湖」に関する具体的な定義が存在しないので、「大きな川」ということになるそうです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ