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「別の物」ありきの名前について

「東京」という名前は、最初からあったのではなく、日本の中心がまだ「京都」だった時代に、「京の東」に位置していたから「東京」と名付けられたわけです。


 単体ではなく、別の物があって、それありきの名前になっている、という例は他にもあります。


「アリクイ」という動物も、先に「アリ」がいて、それを「食う」動物だから、「蟻食い」。

 アリクイは英語でも「anteater」と言います。

 蟻(ant)を食べる者(eater)、そのままですね。


 ダウンタウンの松ちゃんが昔、


「アリありきの名前じゃアリクイがカワイソウやから、アリクイに食われるアリの方をアリクイクワレに改名したったらええねん。でもそうしたら、アリクイクワレを食うアリクイの方も、アリクイクワレクイに改名を……」


とネタにしていましたっけ。


んー、でも確かに、アリよりも先に、アリクイの方が発見されていたなら、どんな名前を名付けられていたのだろう……と気になるところではありますが。


動物だけではなく、虫の世界にもそうした例は多いようで。


蚊の仲間で「ガガンボ」っていますけど、よく似た種類で「ガガンボモドキ」がいます。


 先に発見された種類と、よく似ているけど実は違う種類が見つかって、後から発見された方は「~モドキ」と不名誉な名前を冠することになるわけです。

 

 ちなみに、「ガガンボモドキ」ではなく、蚊の「ガガンボ」によく似たハエの仲間「ガガンボダマシ」というのもいます。

「ダマシ」がつけられる虫というのも、もっと不名誉。


 トゲのある「トゲハムシ」という種類がいて、「トゲトゲ」とも呼ばれるのですが、この種類の中でもトゲのない種類がいて、それを「トゲナシトゲトゲ」と命名した例もあるそうです。


 で、その「トゲナシトゲトゲ」の中にも、トゲのある種類もいて、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」と名付けられました。


 アリなのかナシなのか。どっちやねん。



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