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【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


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男性の乳首の存在とは

 夏の早朝、白いタンクトップのおっさんがシャキシャキと元気にウォーキングしているのを目撃したんです。


 汗で肌にぴったりと貼り付いたタンクトップからは、乳首がスケスケで、「朝からイヤなものを見たな……」とテンションが下がりました。


 おっさんの乳首スケスケ問題はさておき。


 女性の乳首は、赤ん坊の授乳のため。


 さて、男性の乳首は、なぜついているんでしょう?


 答えは「女性だった頃の名残」です。


 母親の胎内で、胎児の体が形成される時、まず「女性の形」になります。


 両親からもらうX染色体、Y染色体によって、男女どちらかの体になるかが決まるのですが、基本的には一度「女性の形」になり、そこからさらに女性ホルモンが胎内に分泌されるかどうかで、そのまま「女の子」として生まれるか、それとも体の形成が変化して「男の子」として生まれるか、運命が分かれるわけです。


 ベースが「乳首のある体」なので、そこから分岐した男性にも乳首がある、ということになります。


 男にとっては必要の無い器官なのに、なぜ淘汰されずに残っているのか……それは逆に「あってもなくてもどっちでもいい存在なので、たまたま消滅していない」のだと思われます。


 不思議なことに、人間と同じ哺乳類のネズミは、胎内にいる時は乳首があるのに、オスとして生まれた時には乳腺が退化しており、乳首が存在しないのだそうです。


 旧約聖書では、


「神は最初の人間、アダムを造った。アダムがひとりで寂しそうだったので、アダムの肋骨からイブを造った」


 ってあるんですけど、科学の見解では、


「女性がベースとして存在し、変化して男性が存在する」


 という事実があります。


 生物学的に、ヒトの原型が「女性タイプ」で、カスタマイズして変更した複製体が「男性タイプ」である、と。


 まだ原始的な生物しか地球上にいなかった頃、自己分裂でコピーして種族の数を増やしていた生命体。


 だが、同種族の中で感染する病気が広まると、あっという間に全滅する可能性があるため、種の保存のために、別系統の生命を造り出した。


 それが「オス」である、という学説があります。


 その学説が本当なら、「オス」は存在を求められてこの世界に誕生したのです。


 病気を阻む盾としても、労働力としてもそこそこ頑張るから、もうちょっと、優しくあつかってくれないかな……最近迫害されてばかりなんだ、人間のオスは。




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