「チゲ鍋」の「チゲ」は「鍋」という意味
私は、辛いものや個性の強すぎる味があまり得意ではなく、韓国料理のピリ辛なやつとか、パクチーなど香りの強いものは、少し敬遠したいタイプ。
韓国料理で「チゲ鍋」というのがありますが、実は「チゲ」というのは元々「鍋料理」という意味。
つまり、キムチチゲも「キムチ鍋」です。
ということは、日本語で言うと「チゲ鍋」は「鍋鍋」になってしまうんです。
サハラ砂漠やゴビ砂漠も同様で、「サハラ」はアラビア語で「砂漠」を意味し、「ゴビ」はモンゴル語で「砂漠」。両方とも「砂漠砂漠」ですね。
フラダンスも、「フラ」はハワイの言葉で「ダンス」の意味なので、「ダンスダンス」になってしまいます。
ゲーム好きとしては、この後に「レボリューション」と続けたくなってしまいますが。
クーポン券という言葉も、「クーポン」自体がフランス語で「券」の意味があるので「券券」になります。
サルサソースも、「サルサ」はスペイン語で「ソース」の意味があるので「ソースソース」ですし、ハングル文字は「ハングル」自体に「文字」の意味を含むので「文字文字」になります。
こういった「同じ意味の言葉を繰り返す」単語を「重言(じゅうげん、あるいは、じゅうごん)」といいます。
上記の例は、外来語と日本語の組み合わせの「重言」ですが、日本語で「アメリカに渡米する」とか「頭痛が痛い」とか「あとで後悔する」とか、意味が重複するケースも「重言」に分類されます。
つい、日常生活の中で使ってしまいそうですけどね。
「重言」で思い出したので、ついでに書いておきます。
ニシローランドゴリラの学名は「ゴリラゴリラゴリラ」というそうです。
ゴリラが三回。




