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【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


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ギャグって口をふさぐこと

 お笑い芸人の「一発ギャグ」とか「鉄板ギャグ」とか、「ギャグ」という言葉は「人を笑わせるネタ」という意味として使われています。


 ですが、本来の英語の「gag(ギャグ)」は「口をふさぐ」という意味でした。


 もっと言うと「さるぐつわ」とか「言論の弾圧」といった意味も。

 イギリス英語では「議論や討論を終了する」といった場合でも使われるようです。

 つまりは「相手を黙らせる」行為ですね。


 言葉の語源としては、昔のイギリスで、芝居をしていた舞台俳優が、私語がうるさい観客に対して突発的なアドリブで注目させ、私語を「黙らせた」ということが発端らしいです。


 それが面白く、観客にウケたことから、演劇や映画における「場当たり的な、滑稽な台詞や仕草」といった意味に転じていきます。


 そして、「ギャグ」という言葉は、コメディにおける「観客を笑わせる要素やアイデア」全般を包括するようになりました。


 今でも、「口をふさぐ」意味として「ギャグ」という言葉が残っている業界があります。


 それはアダルト産業なのですが……SMの道具で「ボールギャグ」というのがあるのです。


 ゴルフボールに穴を開けたような物に、革のベルトがついていて、まさに「さるぐつわ」のように口を固定します。

 口をふさがれて、言葉を発することができず、しかも穴が空いているものを噛まされているので、唾液はこぼれ放題。「ギャグボール」から糸を引いてだらだらと垂れ続けます。

 よだれを隠すことができず、人間らしい言葉も禁じられ、恥辱を強いられる……といった目的のアイテムだそうです。


「口をふさぐ」意味の「ギャグ」がこんな界隈に残っていようとは……SM道具の名称をなんで私が知っているかって? 


 なぜでしょうねえ……。


 その点については口をふさいでおきます。


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