表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

246/293

薬のCMの「ピンポーン」の謎

 私は偏頭痛持ち。

 そりゃもう慢性的で十年以上付き合ってきて、なんとなく「あれ、もうすぐ来るな、明日あたり来そうだな」とひどい頭痛の前兆を体が察知するレベルです。

 なんかこめかみのあたりがモヤモヤーっとするんで分かるんですよ(稚拙な表現)。


 そんな時に、買い置きの頭痛薬のストックはあったかな、と一応確認するのですが、さて、今回は市販のお薬の話。


 頭痛薬とか胃腸薬とか風邪薬とか、テレビではいろんな薬のCMを放送していますけど、CMの最後には必ず「ぴんぽーん」って出演タレントさんが言いますよね?

 あるいは、玄関チャイムのような「ピンポーン」という効果音が鳴っているはずです。


 あれ、なぜやっているのか、気になりませんか?


「ぴんぽーん」という声(あるいは効果音)の鳴っている時、画面には、


「使用上の注意をよく読んで、用法・用量を守って正しくお使い下さい」


 等の注意が表示されています。


 これは、厚生労働省の管理する法律「薬事法」で、医薬品等のテレビ広告では「使用上の注意を読むように一言添えなさい」と定められているんですね。


 静止した明確な文字で、明確に1秒ないし2秒以上表示し、視聴者の注意を喚起するよう音声等も併用する、と。


 私が子供だった頃は、薬のCMでは、「ピンポーン」というチャイム音の効果音の後に、出演タレントが「使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い下さい」と、“声に出して読み上げていた”記憶があります。

 昔は、「明確に3秒以上注意を表示し……」と、現在よりも規則が厳しかったようで、必ず「文章をそのまま音声として」注意喚起していたのです。


 それが現代では少し緩和されている、ということですね。

 確かに、15秒などの短いCMの中では、「使用上の注意をよく読み……」と全文読み上げるより、表示だけして「ぴんぽーん」と言わせて注意を引きつけ、文章を見てもらった方が、時間も短くて済みます。


 いつだったか忘れましたが、ある女性タレントが「ぴんぽーん」ではなく「ぽんぴーん♪」と言っているCMもあったような?(うろおぼえ)


 ついでに言うと、目薬のCMには、出演している人が「実際に目薬をさす姿」を挿入し、正しい使い方を示す、というのも決められているんですって。

「目薬の使い方」って、常識で考えて、うっかり誤って「本来とは違う使い方」でやっちゃう人、いないと思うけどなあ……。


 ちなみに、太田胃散のテレビCMに使われているBGMは、クラシック曲。

 軽やかで優雅なショパンのピアノ曲です。

 曲名は「24の前奏曲プレリュード 作品28第7番イ長調」といいます。


「胃腸薬」を扱うCMに、「イ長調」……「胃腸」と「イ長調」が掛かっているのかなー、って思ったんですが。そんだけ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ