表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【感謝!4万PV突破!】雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~  作者: 雲条 翔


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

215/294

「マツダ」のスペルはなぜ「MAZDA」?

 日本の自動車メーカーの「マツダ」の英語表記は「MAZDA」となっています。


「マツダ」の社名は、会社の創業者・松田重次郎氏の姓でもあるのですが、それにちなむとするならば、ローマ字表記で「MATSUDA」でも良いはず。


 なぜ「Z」が入るのか?


 理由はふたつあるそうです。


 ひとつは、海外販売を視野に入れ、マツダの「TSU()」の発音が外国人には難しいので、近い「()」の音を代わりに入れた、ということ。


 もうひとつは……意外なのですが、前回・前々回のエッセイで取り上げた「エジソン」とも繋がってきます。


 火を崇める宗教、ゾロアスター教に登場する光と叡智の神、太陽神「アフラ・マズダ」の名前にあやかって「マズダ」部分に近い音を頂いているのです。

 だから、あえての「Z」表記。


 エジソンも、「アフラ・マズダ」にあやかって、自分で開発した白熱電球の第1号には「アフラ・マズダ」という名前をつけていたそうです。


 マツダと海外事業で提携を結んでいる、アメリカの自動車メーカー「フォード・モーター・カンパニー社」。

 その創業者であるヘンリー・フォードは、かつて「エジソン電灯会社」の社員であり、エジソンとは良き友人でもあったそうで。

(エジソンに対し「彼は発明者としては一流だが、経営者としてはそうでもない」という苦言を残しています)


 ここでもエジソンと繋がってきましたねー。意外なリンク。


 恥ずかしながら、私、ゾロアスター教のアフラ・マズダって、小説で登場する「架空の名前」だと途中まで勘違いしておりまして……。


 1997年刊行、高見広春のデスゲーム小説『バトル・ロワイアル』の中に、


「光の神、アフラ・マズダ様の御加護を!」


 とか言いながら刃物を振りかざして襲ってくる“電波系”な女子生徒のキャラクターがいましてね、私はその小説を読んでいる時は「ああ、こういうイタい子を表現するために、作者が考えた神様の名前なんだろうなあ、でも響きはなんかイイなあ」とか思ってたんですわ。

 アフラ・マズダって、インパクトがあって、妙に頭に残る固有名詞だし。

 

 あとで調べたら、実在する宗教の神様の名前だと分かって、自分の無知を思い知らされたんですけどね……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ