Z世代の「Z」って何?
「Z」という文字を見て、何を思い浮かべるでしょうか?
往年のアニメファンからはマジンガーだ、ドラゴンボールだ、など様々な意見もあることでしょう。
ゼットではなくゼータと読んだら、ガンダムファンかも知れません。
音楽業界では、ももクロとか? ヤザワのZとか?
さて、今回のテーマは、「Z世代」の「Z」について。
テレビなどでもよく聞く単語ですが、現在、25歳以下の若い世代を指す言葉です。
元々はアメリカが発祥で、1965年~1980年に生まれた人たちを「ジェネレーションX」と標榜したのが始まりです。
1950年代、ハンガリーの写真家、ロバート・キャパが、第二次世界大戦後生まれの青年たちを撮影した写真集『ジェネレーションX』を出版しました。
そこから、1991年のダグラス・クープランドの著書『ジェネレーションX -加速された文化のための物語たち』でも引用されて、「X」=「未知なるもの」、未知の世代として「ジェネレーションX」という言葉が定着しました。
そして、「X」の後のアルファベットは「Y」ということで、1980年代から1990年代生まれを「ジェネレーションY」と呼び分けました。
「ジェネレーションY」を、「ミレニアル世代」あるいは「ミレニアルズ」という括りにすることもあるようです。
これは、ミレニアム(千年周期)が到来した2000年以降に社会に進出する、初の世代という意味だそうで。
自己紹介で「俺、ミレニアルズなんだ」って言ったら、インパクトあるなあ。名乗りたい。
とゆーか、あったなあ、「ミレニアム」。
「二千年問題」(Y2K)で、コンピュータが誤作動を起こすかもしれないとか、騒動があったけど、結局は何も起こらなかったよなー。
閑話休題。
そういう流れがあって、1990年代~2010年頃まで生まれた世代を、「X」「Y」の次の世代ということで、「ジェネレーションZ」=「Z世代」と呼ぶようになったのです。
ちなみに、それ以降の世代に名前をつけるとしたら、「Z」の次でアルファベットが一周して「α(アルファ)世代」となるらしいですよ。
生まれた時からスマホがあり、SNSがあり、当たり前のようにモバイルに触れている「Z世代」。
日本でも「団塊の世代」「しらけ世代」「バブル世代」「団塊ジュニア世代」「氷河期世代」「ゆとり世代」なんて、独自の分類もあるようですけど。
タレントのカズレーザーも触れていましたが、こういう「若い世代を分類したがる」のは、大抵年寄りの方なんですよね……。
年上の人から、分かったような顔で「お前は○○世代だからなあ」ってひと括りにされるの、あまり気分良くないですし。
まったく、老害は気をつけてくださいよ!(こういう年上批判も良くない)




