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「50音順」って言うけど、50文字もない?

 あ・か・さ・た・な……で「50音順」って、クラスの出席番号などでも「アンドウさんの後ろがイノウエさん」とか、現在も普通に使いますけど、よく数えてみると、「や・ゆ・よ」や「わ・を・ん」もあるんだし、1行につき必ず5文字というわけでもない。


数えてみると、文字は50個もないですよね?


 ということは、実際に使っているのは、あ・か・さ・た・な・は・ま・らが5文字ずつ8行なので5×8で40文字、や行・わ行は上記の通り3文字なので3×2で6文字。

 合計46文字になります。


 小学校の教室の前の方に貼ってあった、ひらがなの「50音表」でも、確か46文字で、や行、わ行だけ3文字なので「穴あき」状態だったような気がしましたが……記憶が定かじゃないですけど。


「や・ゆ・よ」に、旧仮名遣いの「ゐ(発音は「い」)」や「ゑ(発音は「え」)」を含めて「や・ゐ・ゆ・ゑ・よ」と読む場合もあるので、それらの2文字をプラスしたとしても48文字。まだ2文字足りません。


 調べてみると、元々、奈良時代にインドから伝わった音節表をベースに、日本語の音を配置したのが「50音表」の始まりらしいです。

 その後、江戸時代の学者が「いろは唄」の「イロハニホヘト」の順番にまとめ、明治時代には「アイウエオ」順で5×10のマスに並べられた、現代の50音に近い形の表が作られて、学校教育に使われました。


 そして、「音」による区別がされ、整理されたようです。

 昔は「か」に半濁点がついたような文字や、カタカナでも、現在はほぼ使われてない「ヰ(発音は「い」)」や、「ヱ(発音は「え」)」があった時代。


「にゃ」とか、「にゅ」を個別で1文字扱い、としていたり、文字の「表記」として別なら「発音」が同じでも「い」と「ゐ」を別物としてカウントしよう、とか、そういうややこしい動きを、一回整理して、「発音がダブッているなら消そう」となったみたいですね。


 その時までは、「ん」という文字は、50音にカウントされず「単体だと発音しにくいから別枠で」と、おまけで付け加えていた状態でした。


 使わなくなった字を整理して削除したので、トータルで50未満だけど、「50音」という呼び方だけは残った、という感じでしょうか。


「50音順」ついでに、ひとつお知らせが。


 明日、3/1から新しいエッセイ「五十音順に映画を語る ~頭に「あ」のつく映画と言えば?~」を開始します。


 こちらは、1日おき、奇数日更新になります。この雑学エッセイが偶数日更新なので、交互に毎日、という形になります。どうぞよろしく。


(ドラマ新番組の番宣で、俳優がバラエティ番組に出てきた時みたいな、強引なアピールをしてしまった……)



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