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第1ギト

 拝啓吾輩は猫でとか、もうめんどいのとかかたっくるしいのはなしで話を進める

 こいつは雇われ店員兼店長 丸藤 卓(まるふじ すぐる)

 やる気なしあまつさえ吾輩を嫌いであるとの事だ

 出会いはまぁ割愛しよう


 我はここロマロ「()()()()() ()() ()()()()()()」と書いてそう呼ぶらしい

 愚痴がつどる喫茶店である

 名前は不服だがローマーロという名が吾輩の名であるらしい

 店の客の愛称でロマちゃん!ロマとか呼ばれている


 取り敢えず我は女子が好きだ!それも良い香りをする女子どのが好きだ無論良い香りをするマダムも好きだ。男も良い匂いならまぁ好きだ

 まぁ例外であの3姉妹だけは別だがさて一応我の主人であるらしい丸ちゃんでも長めながらX型のロゴが入っているボールで遊ぼう


 ◇


 俺はここの雇われ店長だ。もとい店員だ今日は店長の叔父さんがいない暇な日と聞いたので遊び代稼ぎしたいがそんな金は俺にはほどほど縁がない 


「料理学校を卒業するならある程度自立しろと父さん母さんは言ったとはいえ叔父さんが副業でやっている暇な喫茶店と聞いたはずなんだけどなぁ」

 とバイト店員の途方も無い後悔のため息が今日もまじる


 俺・丸藤は特に夢がないが料理する事だけが好きだ。父は今も実家の茶畑を剪定している最中だろう

 その中で父を支えてくれた自分長男を含む3兄妹の母の料理を小さい頃から手伝っていた。別に長男が手伝いやるべき、褒めて欲しいと欲しかったという意味ではない

 母の美味しい料理を食べる事が何よりも早く多く食べたいだけの簡単な理由だ。

 それが立ってか料理することまぁ簡単に言うとうまいもん自分で作って自分で食べたい

 なんなら沢山作りがちなので料理したものを皆に食べてもらいたいといった些細な理由だ


 だがお昼時の微妙な人混み具合にアンニョイな気分になる


 ここ喫茶店ロマロ通称グチグチという店は節税対策の為に余り儲けがでない店に設計したはずだがと叔父は云っていたが如何せん立地が良すぎた。なにせ観光地兼避暑地である何もない田舎外れでといったのはいいが嘘でも観光地旅行客や家族連れ、カップルがそれなりにくる。


 というかそもそも周りに休憩スポットがないのである。そんな所に喫茶店を置いてみろ、そりゃあ幾ら観光地とはいえ休みたくなるのは人情というものだろう。トイレだけ借りるのは良い。寧ろ歓迎な方だ。折角だからトイレ借りたあと、まぁ他の旅行客もいないから静かにお茶会でもしましょうね!と言うなの日頃の愚痴が彼処こちらで繰り広がられるのでグチグチという名がついらしいと叔父いわく。


 値段を少々高めにしたのが功を奏すしたかあるいは災いしたのか客層もそれなりの人柄が多い

 だからゆっくりいられるのだろうという考えるお客様が多いのでそこそこ人が平日でもいるのだ


「すみません店員さんフライドポテトおねがい!」

「店員さんこっちはフィッシュ・アンド・チップス 味は人気のサワークリームオニオン1つね」


「畏まりました揚げるのに少々お時間頂きますがよろしいでしょうか?」

 という何時も通りの口調でいうが時間を持て余している貴族←俺丸藤目線

 からすればお客様は「いいよー時間あるから大丈夫」と軽く許諾してくれる


 いや帰れよと内心思いつつ顔に出さないよう我慢しているが多分少し出ているだろう

すぐる5番たくにフライドポテト出来上がったから運んで」調理免許も持っている従姉妹の長女から怒号が飛ぶ


 ◇


 ハーフの3姉妹の長女マリア彼女が実質叔父(彼女の父)がいない間調理場内ではシェフだ

 身長188cm22歳好物は肉。特に牛肉が好きである。しかもスタイルがよく発育がかなり3姉妹では一番良いので従姉妹のマリア目当ての客層もいるぐらい人気がある。当人も少し自覚しているのか私より強い男じゃないと無理という。

嫌、だったら趣味の筋トレやめろよと心の中で俺は思ったがげんこつが怖いので黙っている。

マリアは肉が好きだがボディラインを気にしてるのもあり筋トレ始めた今では趣味になってしまった。

しかも合気道もやっているので下手な男子より強かったりする。これも言ったら殺されるまではいかなくても溝内殴られる事請け合いだから黙っている。

彼女の本業は弁護士の秘書であるが女だから舐めてくる男どもが多いのでそういう奴らに対しては元来強気な正確が災いしてか最初の握手で思いっ切り握力をするのである

因みに未だに60代を出す握力化け…やめておこう。俺も死にたくない。


 ◇


ここは喫茶店ロマロもといぐちぐち今日は俺丸藤卓のぐちでお終い










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