ただの語呂合わせ
宵闇に、釣られに釣られ、流れゆく
寂しむ心が現れて、冬のように凍えだす
慈しむ心は氷と化し、砕け散りて破片と化す
願わくば、砕けぬものをと祈れども、
手にしたものは、儚くも、その手から零れ落ちてゆく
手に入れたものは、儚くも崩れ去ってゆく
手にした代償は、いずれ自身に襲い来る
人という生き物は
手に入れては失い、失っては思い出す
二度と手に入らぬものを失くせば、
再び、三度と、己自身に痛みを与えるものとなり襲い来る
苦しいか悲しいか、冷たいか凍えそうか
はたまたそれらは
壊れそうなのか、崩れそうなのか、消えそうなのか……
これはただの言葉遊び
語感と語呂の音符探し
ドレミじゃなくとも、音程は文字に宿せられる
五・七・五でなくとも流れは創られる
綺麗な文字の語呂合わせ
綺麗な漢字の色合わせ
こんな遊びはいかがでしょう――――――