この世界について
前回が特別長かっただけで今回くらいが通常にする予定です。
トイレで異空間収納一覧を見てあるものを身につける。
これで大丈夫だろう
僕はトイレから戻りステータスを見せる。
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名前 トウヤ・シュエルローフ
性別 男 レベル30
種族 半吸血鬼
攻撃 250
防御 250
魔攻 3000
魔防 300
素早さ 400
SP 28
スキル
吸血
魔法
水魔法 3級
風魔法 4級
闇魔法 3級
雷魔法 5級
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僕は気がつかなかったけど雷魔法が使えるようになっていたらしい。そもそも僕らの常識では雷魔法なんてないし、自分がどの魔法を使えるかは実際に使おうとしないとわからない為途中で派生した魔法を見つけるのは運が絡む為しょうがないか。
「おお、すごいな、因みに私たちのステータスはこれだ」
それぞれステータスを表示する。
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名前 レオン・ロローシュ
性別 男 レベル 60
種族 人間
攻撃 800
防御 650
魔攻 550
魔防 450
素早さ 550
SP 0
スキル
状態異常耐性 レベル3
全属性耐性 レベル3
魔法耐性 レベル3
物理耐性 レベル3
索敵 レベル3
魔力感知 レベル3
魔法
火魔法 1級
風魔法 3級
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名前 シオン・ロローシュ
性別 女 レベル 8
種族 半森精霊
攻撃 70
防御 70
魔攻 500
魔防 80
素早さ 80
SP 1
スキル
なし
魔法
水魔法 5級
光魔法 4級
植物魔法 4級
聖霊魔法 4級
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名前 シノン・ロローシュ
性別 女 レベル 6
種族 半森精霊
攻撃 50
防御50
魔攻 80
魔防 60
素早さ 60
SP 1
スキル
なし
魔法
火魔法 5級
闇魔法 4級
植物魔法 4級
聖霊魔法 5級
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おお!完璧な偽装だ。上手く少し強い感じで表示している。
「辺境伯様は流石ですね」
「人間の限界を感じるがな」
「あはは」
苦笑いしか出来ないよ。僕は遺伝子を弄られ完全に人間辞めてしまったから特にね。
「それから血はどうする?」
「ああ、僕は別に血が無くても大丈夫ですよ」
「吸血鬼は血を飲まないといけない噂はデマだったか」
因みに僕が血を吸わないのは他の吸血鬼とはレベルというか位というかが違う為必要ないからだ。確かに血は美味しいから好物だけど基本的に人前では吸わない、吸うとしても眷属のだし、理由は……ほらわかるでしょ?
「それで、これから僕はトウヤ・ロローシュということでいいですよね?」
「ああ、それから勉強も始めて貰う」
「わかりました」
それは少し話してから僕が部屋を出ようと腰を浮かそうとしたときシオンがふと疑問を呟く。
「そういえばトウヤってあんな指輪していましたっけ?」
そう、僕は異空間収納一覧を見て効果が表示されることに気がついた。それ使ってを片っ端から調べた結果この指輪が能力偽装の効果があった。因みにこれは偽装おまかせで設定した。
「ああ、これはポケットにあったのを見つけたんだよ」
その日の夜、自分の部屋を用意されたのでベッドに寝転んでいる。
今なら1人くらいなら呼べるかな?
そこそこ魔力が出来たので眷属を1人呼び出すことにする。
「トウヤ君、何か用?」
金髪ショート、蒼眼の天狐が姿を現す。服装は緩い感じで水色のパーカーを着ている。
「あ、一緒に寝る?でもその前に血が欲しい」
「ああ、いいよ」
僕は左肩を出して首を右に傾けると眷属は抱きつくように僕の首に手を回して首筋から吸血する。
正直お互いに吸血しあっていいのか?という話だが栄養補給と水分補給とでは全然違うので大丈夫なのだ。
「寝るのは後でな、それよりソフィア、魔力を籠めてステータスって言ってみてくれ」
ソフィアは基本的に夜型で寝るのが好きだ。いつもは昼間は添い寝していた。夜も一緒に寝ることが多いのだが
ソフィアは吸血を終えて首筋を癒してからステータスを開く
「?わかった、ステータス」
「そして更に魔力を出てきた板に魔力を流してくれ」
「ん」
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名前 ソフィア・シュエルローフ
性別 女 レベル 475
種族 天狐
攻撃 3000
防御 4000
魔攻 5500
魔防 20625
素早さ 5750
スキルポイント 620
スキル
テレパシー
変化
存在隠蔽
未来視
予知夢
状態異常無効化
鑑定無効
縮地 レベル4
魔法耐性 レベル4
物理耐性 レベル4
魔法
雷魔法 1級
風魔法 1級
光魔法 2級
聖魔法 1級
無魔法 2級
音魔法 1級
結界魔法 2級
吸血鬼上位皇族の眷属No.1
主人のステータスの2割をプラス
主人の魔法、スキルの中でどれかひとつだけランダムで授かる。
主人と居場所がお互いに分かる
主人に逆らうことが出来ない
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おお、圧倒的に強いな
因みにソフィアを選んだ理由は眷属のなかで一番呼ぶのが楽だからである。
眷属のNo.はそのまま序列で数字が小さいほど影の中に出入りするのに必要な魔力量が少ない。
No.は眷属にした早さで決まり、僕の眷属になってる時間が長い程僕の魔力に馴染む為魔力攻撃限定で仲間からの攻撃のダメージが少なくなる。今の眷属は効かない。
他にも魔力の受け渡しが可能になったり、補助魔法の効力が上昇するなど様々なことが出来るようになる。
「要件はもう終わり?じゃあ一緒に寝よ?」
「ちょっと待って!これから眷属を毎日一人ずつ呼ぶんだけれどみんなでこの世界を調査して貰いたいんだ」
「トウヤ君の頼みならしょうがないなぁ、お姉さんに任せなさい。でもひとりくらいは残しておいてね」
「ああ、わかった、それで頼むよ。じゃあ一緒に寝る?」
「ん♪」
翌日僕は昼過ぎに目を覚ます。
吸血鬼だからしょうがないだろう?
僕の生活リズムは夜明けに寝て、昼過ぎに起きるという完全な夜型なので基本的にいつもこの時間帯に起きるのだ。
カーテンを開けて軽く体を伸ばしていると扉からノックが3回聞こえた。
誰だろう……ってソフィアがいるの忘れてた!
慌ててソフィアに認識阻害系統の闇魔法を使いノックの返事をする。
「どうぞ」
入って来たのはシノンだった。朝から訓練があったのか訓練用の動きやすい服を着て少し汗をかいている。
「ちょっとレイ兄様、もうお昼ですけど、ようやく起きたのですか?」
「僕は基本夜型だからいつものことだよ」
「もう昼食の準備が整ってますよ?」
「そうか、わざわざ呼びに来てくれてありがとうな。因みにこれ明日も「嫌ですけど」
即答ですか……
「なら自力で頑張るか」
「良い心がけです」
しっかりしてるな、まだ五歳だろうに
「それにしても、何故こんな時間まで誰も呼びに起こしに来ていないのでしょう?」
僕は基本的に認識阻害の結界を張っている。今回は更にソフィアがいるから二重で結界を張っている為見つかりにくい。これは僕の眷属と勇者パーティと四天王と魔王位しか見破ることが出来ないのでなんの不思議もない。
シノンが呼びに来てくれるなら結界の設定を変えようと思ったけど別にいっか
「家庭教師の先生が来るのは午後だからだと思うよ」
「そうなんですか?なら頑張ってください」
そう言ってシノンは部屋から出ていく。
「さて、そろそろ家庭教師の先生たちが来るはずだし、準備するか」
家庭教師の先生は社会、魔法、魔法実技を教えて貰える。それぞれ一時間ずつと聞かされている。
僕は素早く着替えて身だしなみを整えてから部屋を出る前にソフィアに最初の仕事を伝える。
「それじゃあ僕は行くけどソフィアにはここの警備や周辺の調査、余裕があったら魔物を狩ったりして欲しいんだ」
「大丈夫、任せて!」
とりあえず二重で結界を張ってからソフィアは存在隠蔽を使い隠密行動の準備をしてから外に出た。
何事もなければ良いんだけど……
ソフィアを見送ってから僕は家庭教師の先生が待つ部屋へと歩み始めた。
察している人もいるも思うけど言ってなかったのでここで言いますが、投稿は必ず5時にしてます。