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みんな違うモノを見ているのに何故か? 会話があっている!

作者: 七瀬





___ボクの名前は、ひょろっと細長く背も高い男の子の【キッポ】だよ。


ボクの友達にね! 大きな体で優しい心の男の子の【すーん】と

冷静な眼でいつも正しい判断ができる女の子【ミエール】という

お友達がいるんだけどね!




・・・ボクたちは、どうやら? みんな違うモノを見ているようなんだけど?

何故か? 会話が一致しているんだよ!



___この前もね?

こんな話になったんだ、、、!


『___ねえねえ、みんな! いつも行く公園に咲いていた花を見たかい?』

『えぇ! とってもキレイな一輪のお花だったよね!』

『___それなら! ボクも見たよ!』

『___あんなにキレイなお花はないよね?』

『そうね! 私は世界で一番キレイなお花だと思ったわよ!』

『___ボクもだよ!』





___こんな会話だったと思う。



・・・だけどね?

僕が見た! 公園の一輪の花は、色が“白と黒”しかないんだよ!

でも? それがとってもキレイでね!



___あんな、一輪の花! ボクは見た事ないよ!

とっても、キレイだったな~!






___だけど?

大きな体で優しい心の男の子【すーん】が見ていた一輪の花は、、、?



とっても大きくて! カラフルな色だったらしいよ。

すーんよりも大きかったらしいんだ~!


黄色やオレンジに赤や黄緑色と色鮮やかなキレイな一輪の花だったらしいよ。



・・・できれば?

ボクも、すーんと同じモノをみて見たかったな~!







___いやいや? ミエールが見た! 一輪の花は、、、?



恐ろしいほどに、、、棘や毒を持ったドス黒い赤い色の一輪の花だった

らしい!



・・・ミエールの感性は? 独特でね!


人が、気味が悪いと思うモノや怖がりそうなモノをキレイと思うらしいんだ。

ボクだったら? そんなの見たら! おしっこちびりそうだけどねぇ~!



一言で、キレイと言っても? みんな違うんだとボクは思ったんだ。






___でもね?

ボクたちの会話は、すんなりと話せているよ。

不思議だよね? 見ているモノが違うのに、、、。


___共通点といえば?

【公園で見た! 一輪の花。】という事だけだよ!




それでも、2人と話していると、凄く楽しいんだ~!

例え? 違うモノを見ていたとしてもだよ!



同じところで、一輪の花を見ていたなら? それでいいじゃないか!

同じモノを見ている必要はないのかもしれないとボクはそう思うんだ!



___2人は?

ボクにとって! “大切な友達”には違いないからね!





・・・だけど?

それすらボクたちは、“違って見えている”のかもしれないな!

どんな風に、ボクの事を? 2人は、“大切な友達”と思ってくれている

のかも興味があるよ!




___今度さ! 2人に聞いてみるよ!

ボクが思う! 大切な友達とは? 大きく違うと思うけど、、、。

でも、それでもいいよ! 


___2人の見えているボクというモノを2人から聞いてみたいからだよ!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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