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おかしな詩達  作者: 神歌神明
1/8

おかしな詩☆赤い子



この子は、、、

なんでここにいるの?

何の為にここにいるの?


夏の暑い昼も

誰も通らなくなる夜遅くも

一歩も動かずに、、、


いや、歩けないよね

ごめんね

でも何の為に?

赤いこの子はいるの?


なんの為に存在しているの?


私は時々思います

世の中に意味の無いものは

何一つ無いと

信じています、、、


ですが、、、

この子だけは

この赤い子だけは

理解に苦しんでしまいます


この赤い子は

小銭をひどく嫌います

お札が好きな子の様です

でも欲深い訳ではありません


私は時折

暑い日差しの中

喉が渇いたのでしょう

小銭をその子に使おうとする人を

見かけています


時折何枚か小銭を

受け入れてくれるのですが、、、


時間に厳しくて

大抵の場合は

今までの苦労を

水の泡にして

突き返してきます


私は良く解りません

なぜこの子が

小銭をそこまで嫌うのか


私がこの子を知ってから

私がここに引っ越してから

変わる事なく

この子は小銭が嫌いで

お札ばかりを好みます



もう一度言いますが

決して欲深い訳ではありません

お札を使っても

ちゃんとお釣りをくれますし

欲しい物も

ちゃんと渡してくれます



そして

お札を集めるのに満足したのか

お釣りが無くなると

何もしてくれなくなります


ひたすらに無愛想に

小銭を嫌い続けます、、、



この自販機は、、、



私は時々思います

この世の中には

意味の無いものは何一つ無いと、、、

そう、、、信じています

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