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39日目と40日目(実戦機種:劇場霊)

 39日目は夜勤出勤前の短時間実戦。昨日のリベンジをするべく〈ともえ〉で劇場霊を打つ。

 ともえにはバラエティ島に2台、劇場霊が設置されていた(その後まもなく1台に減台)。

 開店してすぐだったが他に打つ客もなし、となると、2台のうちどちらを先に選ぶかって話だ。

 もちろん片方の調子が悪ければ蟹歩きする気満々である。だができれば一発で好調台をつかみたい。

 とりあえず昨日打って負けたA台に座る。結果はともあれ回転はそこそこ良かった印象がある。

 ……なるほど、回転はわるくない。が朝イチ100回転のあいだに熱めの演出が皆無。とりあえずB台の様子を見てみようと台を移動する。

 さて移った先のB台だが、こちらも反応がイマイチ。しかも回転でA台に負けているときたもんだ。

 こりゃあA台に出戻ったほうがいいかもな……なんて考えはじめたときに事件は起きた。

 ババアが、いや失礼Dさん(仮称)がしれっとA台に座ったのである。べつに反則じゃないし、ふつうの行為だ。

 だがオレのハートはヒートアップ寸前。イヤな予感がするぜ途轍もなくイヤな予感が……。

 予感的中。ババ……Dさんはあっさりとオスイチ(お座り一発)を決めやがった。オカルトだとわかっていても、こういったカマ掘り大作戦みたいなことは往々にして起こり得る。


 あかん。呆然とするオレの耳に4台くらいとなりにいるDさんの台の音がスゲー入ってくる。

 どうやら彼女、ラッシュにも入ったらしい。もう無理。しかもオレは2台かけ持ちしたので、すでに20k(k=1000オカーネ)以上投資している。

 ここは退散して態勢を立て直すことに。一旦帰宅して夜勤出勤の身支度をする。そしてスーツすがたで再度〈ともえ〉に。

 仕方ないのだ、近隣ではこの(ホール)にしか劇場霊は置いていない。Dさんが爆連することなく遊技終了していることを切に願う。

 店に到着するとDさんはまだ打っていて3、4箱積んでいた。うわーマジか、けっこう出しやがったな……。だがすでにラッシュは抜けて時短消化中のご様子。

 そんなDさんを尻目にオレはまたB台に座る。ある程度予想はしていたがこのB台、とことんクソであった。

 そうこうしているうちにDさんが遊技終了。彼女が打っていたA台に速攻で移動するオレ。カマ掘り大作戦パート2とシャレ込もうではないか。

 まあまあ、そう上手くはいかないよね。いくことも、たまにあるけど。けっきょくA台B台両方に()ぎ込んで48kのマイナス収支。しかもノーヒットて。

 1(デイ)ノーヒットは本編では初である。仕方ない、短時間実戦はケツが決まっているのでこれ以上粘れない。終~了~。


 40日目は夜勤明け。もはや劇場霊を()つことしか頭にない。

 だが読者のみなさん、こっからのオレはひと味ちがうぜ? 鬼武者のとき1機種にのめり込んで炎上した経験が活かされている。

 まあ1機種に夢中なのは今回もおなじだが、鬼武者が1店舗しか試さなかったのに対し劇場霊は複数のホールで実戦してみようと考えたのである。

 そう、ここから近隣店舗のみならず、通勤経路にあるホールにもプチ遠征をするようになった。どんな結果になるかは、まあ楽しみにご覧になってくださいよ。

 そんなわけで某パチンコ総合サイトで検索して、劇場霊を設置しているわりと近場のホールを割り出す。

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