第一章一部:るりと本気の鬼ごっこ
話が長くなったので、一旦区切る事にしました。
キスシーンから始まり、ベッドシーン等...
えっちな内容を含みます。
苦手な方は、ご注意下さい。
※若干伏せています
れみ「そ..そんな事無いよ?」
クラスの人気者で魔法症候群を発症している少女...るりちゃん
私の大好きな女の子
そんな彼女に屋上に呼び出されて、絶賛迫られてる。
いや、違うかな...積極的にアタックされてる!?
...なんちゃって
それにしても..薄いピンク色の唇。どんどん顔が近づいてきて...
息遣いまで、すぐそばで心に響いてくるみたいで、すごくドキドキする
るり「ねえ、...どうしてそんなにドキドキしてるの?」
そう言うと、るりの綺麗な手は...
私の鼻先..唇...
るりの指が唇をなぞり、少し口を開けてしまうと...中に指を押し入れ
前後にゆっくりと...動かす
飽きてしまったのか、元々すぐに離れるつもりだったのか...
そこからさらに下...
首元....胸元へと降りて行き....
少し膨らみかけている胸をるりの手が包み込む様にし、ゆっくりと揉んでいく
私の心臓はバクッバクッと鼓動を早くしていく...
るり「胸を揉まれると、ドキドキするんだぁ?ふふふ..かわいぃね」
耳元で囁かれる、甘い声
お..おおお
押し倒されるどころじゃないよ!
っていうか...もうだめ....限界だよ
その場で、尻餅をついてしまう私
なんだか、恥ずかしい
違う意味でも顔を真っ赤にしてしまう
--空の上?--
るり?「ねえ、れみちゃん?」
れみ?「な...何かな?るりちゃん?」
るり?「胸揉んだら...ドキドキする?」
れみ?「え...えええ.....そりゃ...ってダメだからねっ...揉ませないんだから!」
るり?「あ、うん...冗談だから、気にしないでよ?」
....沈黙が流れる
そうこうしている内に彼女達は、またおかしな事になっていた
--地上?--
るり「目を閉じて。私の事好きでしょ?」
尻餅をついて、床にへたり込んだままの私を上から見下ろすような形で
小悪魔っぽい笑みを浮かべながら、るりはそう聞いてきた。
なんとなく直感で解った。
目を閉じるのは視覚をふさいで、感覚に直接作用させるため。
手を繋ぐのは、安心させるため。
口づけをするのは、魔力を交換するため。
るりのねっとりとねばついた唾液がるりの口を通り...
私の口から食道...そして胃へ流れ込む。
るりの舌が私の舌を舐めまわす様についばみ、そこから私の唾液を
ずずず..と吸い上げる
背筋がぞくっとし、体が震えた様な気がした。
るり「どう?」
れみ「す..すごく変な感じ...」
れみ「背筋がぞわぞわってしたり、なんだか...ぞくぞくする感じ」
るり「そっか。」
ものすごくイケナイ事をしている気がした。
--空の上?--
れみ?「るりちゃん、あれって...なんか二人の間にリンクが見えるんだけど..気のせいかな?」
るり?「れみちゃんも鋭くなってきたよね?あれは...受動型操り人形だよ」
れみ?「なんだか嫌な言葉が出てきたんだけど...つまり隷属魔法?」
るり?「そこまで強力じゃないんだけど...術者の自由に相手を操る事が出来る魔法...ではあるんだけど」
るり?「自動で発動しなくて、術者が操ろうとして、相手が承諾しないと発動できない」
れみ?「何..それ?使い道あるの?使いにくそうなんだけど...」
るり?「見てたら解るよ...私も使いたくは無いけどね」
--地上--
空の上で会話をしている間に、れみは、るりの部屋に招かれていた。
るり「ねえ、操り人形になってよ」
れみ「...はい、喜んで」
新しいおもちゃを見つけたような笑みでるりが、れみにお願いをする
れみは、頬を赤らめつつも、承諾する
契約成立の瞬間である
るり「じゃあ、服を脱いで」
れみは、上着を脱ぎ...ブラウスを脱ぎ....スカートを脱ぎ
上は、スポーツブラ
下は、ショーツのみとなった
るり「かわいいね...ショーツの上から、指を這わせて、こすってみてよ?」
れみは、右手の人差し指で、ショーツごしに上下に...さすっていく
--空の上--
れみ「な...ななな....何これ!?」
るり「んーーと、かわいい下着だね?」
れみ「ち..違うよ、私のはもっとかわい...じゃなくて!」
れみ「え..何これ?...つまりその...るりはえっちしたいから、あんな変な魔法を?」
るり「まあ、そうなるよね?」
るり「恋人の魔法少女であんな感じの魔法系えっちが流行ってるみたいだよ..この世界ではね」
れみ「そ...そんな....私達まるでのぞき見なんじゃ?」
るり「まあ、そうなるけど...ここでは誰にも認識されないからね...」
るり「無理やり、この世界の理に反するのも怖いし...」
れみ「見ているだけなんて...生殺しだよ....」
るり「脱いでもいいよ?私が見てあげるよ。れみの恥ずかしい所..」
れみ「な...何言ってるの!?」
--地上--
ベッドの上で、肩で息をするれみ
るりの手には、白っぽい液や赤い血の様な..なんとも言えない液体が腕の中間辺りまで
べっとりと付いていた
れみ「は...激しすぎ....処女の痛みとか感じる暇も無いくらいに気持ちよかったよ..」
るり「そう?...私の右手....よかったんだ?」
--空の上--
れみ「え...はい?」
るり「こっちも、れみの大事な所に右手をつっこんじゃう?意外とオイシイかも知れないよ?」
れみ「ちょ...ちょっと待ってよ....なんでにじり寄ってくるの?」
るり「...ふひっ....れみのイイにおいを嗅いでたら、お姉さん興奮してきたかも」
れみ「.......嘘でしょ..」
信じられない...目が本気だ。
はあ..はあ...
全力で、廊下を走る私。
なんで、私がるりから逃げないといけないのよ!
魔法強化により、加速しているので50メートル2秒程度の高速であるのだが、
疲れる事には変わりない。
全部魔法で加速すると非常に魔力を消費するので、それを避けた結果である。
そんなれみを追いかける...これまた超高速な光る球体
追尾属性の付いた魔法弾である。
まだ逃げたばかりの頃に解析したけど、中身は麻痺系の魔法みたいだ。
防がないと...ゲームオーバー...かな
れみ「れみの名の元...re bind」
はあ..はあ...
案外、中途半端な詠唱でもなんとかなるのね..
そんな事よりも、...追尾魔法球...一体いくつ放ったのよ....
対象者のイメージや熱源等を魔法球に練りこみ放つ事で、対象者を追尾...追いかけていく
攻撃魔法の一種。
るりが放っているのは、ぶつかる等の衝撃で発動する麻痺の効果がある魔法球
私が交戦するのに使用したのは、
リバインド・フロム・エナジー・ムーブ・30ML
無に返せ、オープンエナジー
まず魔法のエネルギーを捉えた上で練り直し主導権を奪う。
適当に位置をずらして、エネルギーを無害の状態にし解放する。
麻痺したら...ゲームオーバーだからね....こうして防ぐしか無い
ずーとあんなの見せられて興奮した体で、全力で逃げながらの魔法詠唱とか...
トライアスロンどころじゃないよね...
足元はふらふらして思考も定まらなくなってきた...
酸欠状態である。
れみ「れみの名の元....にめいずる....酸素吸収」
あはは...なんて、酷いネーミングの魔法
でも、だいぶ楽になった...
そうか...魔法ってイメージなんだ。
どうしたいか?っていうイメージさえあれば...
るり「あはははは...れみちゃーーん、どこかな? どこに隠れても探し当てちゃうぞ?」
るり「そしたら、私にれみちゃんのぜーーんぶを貰っちゃうからねぇぇ..いひひ...じゅるる」
るり「おっと...よだれが」
廊下に響き渡る金属と床の激突による嫌な音。
るりの手には、先程の魔法球を集合させて作りだしたと思われる...斧?
まるでホラー映画の主人公になった気分。
飛び道具を放ち、時に超高速で追いかけてきたり...
壁をすり抜けたりしてくる...
ホラー映画とかで出てくるゾンビよりもたちが悪い...
恐怖でしか無いんだけど...
イチかバチか...すり抜ける....すり抜ける。
屋上のイメージ.....イメージ。
れみ「ここは...」
目をつぶってしまっていたらしい...気づいたら.....何故か保健室のベッドに横になっていた。
両手、両足を縛られた状態で...
--その頃のるり--
るり「ふふ...逃がさない。屋上だね」
れみが屋上に逃げたと思い、屋上へジャンプする...
そこには、れみがいた。
--屋上のれみ--
れみ「あれ?ここは、屋上?」
私は一体?
すると後ろから抱きしめられる。
れみ「え? るりちゃん? えーーと、まだ落ち着かないの?」
あれだけ散々、発散したのに...
でもさすがにもう、体力がもたないよ..
るり「れみちゃん..つーかまえた」
目は虚ろで焦点が合っておらず。
口元からはよだれがぽたぽたと落ちるも..それを気にする様子も無く..
にたにたと笑いながら...近づくるりちゃん?
本能が、やばいと訴えかけている。
一つ。また一つと後ずさりしていくれみちゃん。
私は魔法を使えないのだから...とにかく....下の階に逃げないと.....
--保健室のれみ--
終わった...完全に拘束されていて....万事休す
魔法も使えな...い?
あれ? 魔法無効化されていない?
え?じゃあ、なんの為にこんな事してるの?
るり「一度してみたかったんだ」
...え?手足を縛って....
何.....それ?
黒く光る長くて太い...スイッチでブルブル震える....それは一体!?
どうして、それを近づけようとするの...るり?
れみ「”と”..ともだちだよね?私達」
れみ「”き”を付けて扱わないと..壊れちゃうよ...」
れみ「”と”いれにも行きたいし...」
れみ「”ま”どから見える景色もほら..とても...その....きれいだよ?」
れみ「”れ”みは、...外で遊びたいな?」
れみ「れみの名の元に発動!!」
無理?...いけるって信じてる。ときとまれ。
魔力の減少を感じる...成功だ。
すぐに保健室を飛び出した。
--逃亡中のれみ--
一瞬るりが止まっている様に見えた。
誰かが魔法を?
でも、それなら私はどうして動けるの?
前を向かずに走っていた私は、保健室の前で少女とぶつかってしまう。
わたしにそっくりな少女に...
れみ「だ..だれ?あなた」
保健室のれみ「れみ...」
--保健室のれみ--
何が..どうなっているの?
ちょっと整理しないと解らない...
でも、整理する暇もないよね?
正面にはるりの姿。
保健室からは、これまたるりの姿。
...たぶん保健室のるりがこの世界のるりだよね。
.....
れみ「るりちゃん!助けて!! るりが襲い掛かってくる..」
保健室のるり「れみちゃん...そうだね」
保健室のるり「借り一つだからね」
私の方を見て言った気がした。
保健室のるり「この世の理はすべて、るりのモノ。この世の理に反する者よ」
保健室のるり「この世界の波動に呑まれし悲しき魂よ」
保健室のるり「るりの名の元に...かの者に眠りを与えたまえ!」
保健室のるり「スリープ!!」
詠唱が丁寧....というかこの呪文..おかしい。
スリープ自体はとても簡単なんだけど、最初の呪文で...
異常なまでの魔力を感じる。
これは...多重詠唱?
るりがこの世界に二人存在している状態だから...るりの魔力を借りてるりが詠唱しているのか...
言ってて意味が解らないけど...
私の大好きな方のるりから魔力を拝借し、スリープをかけた訳か。
じゃなきゃ..あのるりが眠りにつくわけないよね。
その後、保健室の?るりは、私のるりに...よく解らない呪文を施した。
私のるりの魔力は9割近く消耗したようで、暫くは寝たままらしい....
そして...私はというと....またベッドに手足を縛られている。
離れた所には、椅子に座ったるりがいる。
すぐそばには、れみがいる。
なんともおかしな光景である。
次も...このくらいの長さ辺りで終わらなければ...区切ります。