表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コードバディ×トゥルーラブ  作者: エレン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/27

第九話 狙われた愛!怠惰の呪いは超キケン!!①

「……おい」

 エーラが短い手で愛のほっぺたをつんつんとさわった。

「もう3時間は寝てるぞ、いい加減起きろ!」

 愛は外から帰ってきて昼食も食べずに寝ている。もう午後の三時だ。

「……うるさいなぁ……」

 愛はごろんと寝返りを打った。

「休みなんだからほっといてよ……疲れてるんだよわたし……」

「昨日の夜もちゃんと寝ただろ⁉どんだけ寝るんだよ‼それに四時から真とパトロールの約束だろ、準備しなくていいのかよ⁉」

「めんどくさい……今日はパス」

 エーラはショックで顔がビシッと音を立ててひくついた。



「真くん、なんの本読んでルの?」

「経済学」

「なんだかムズかしそうね」

 コンコン、と窓からノックの音がして、真は本をたたんで机に置いた。

「エーラ」

 真は椅子から立ち上がりガラッと窓を開けた。

「どうした?」

「……なんか、愛の様子が変なんだが……」

 真とジェルは顔を見合わせた。

「帰ってきてから部屋でずーっと寝てて……4時から見回りだってのにあいつ、パスとか言ってるし」

「なんだって?」

 真は顔をしかめた。


 ピンポーン

「はーい」

 天園家の玄関のドアが開き、美奈子は来客を見て驚いた。

「愛さんは御在宅でしょうか」

「あ、あら……どちら様?」

「同じクラスの高嶺真です。文化祭のことで話し合いたいので家に来ました」


 ドンドン、と階段を上る音が大きくなってきた。愛はうっとおしそうに顔をゆがめる。

「……うるさいなぁ……」

「おい、天園‼」

 ドアをガチャッと開け、エーラとジェル、真が入ってきた。

「……なに……?」

「あっ!」

 寝ぼけまなこの愛を見て、ジェルが気づいた。

「何か、茶色いオーラが見える」

「茶色?」

 真が訊く。

「愛ちゃんにまとわりついてるワ。昨日はなかったのに」

「……それが原因か」


「お母さん、こっちの水やり終わったよ」

「ありがとう乙葉。部屋で勉強してていいわよ」

 バラ、ユリ、チューリップ、スイートピー、アマリリス、水仙など、様々な色や種類の花が並ぶフラワーショップ「natulala」で、乙葉は花の世話をしていた。

 乙葉はビニール手袋を外し、じょうろを片付けて二階へ上がった。


「……ふぅ」

 自分の部屋に入り、机にノートを広げる。今日はどの範囲を勉強しようかと考えていると、すみれからメッセージがきた。

 ヴヴヴ・・・

 そちらに目をおとすと、

「乙葉ちゃん、一緒に図書館で勉強しない?」

 とすみれからメッセージが来ていた。

 いいよ、とメッセージを送ると、乙葉はトートバッグに勉強道具を入れて部屋を出た。


「おまたせー」

「じゃ、行こっか」

 乙葉の家から出て、すみれと二人で歩いていると、上空に何かが飛んでいるのが見えた。

「……えっ」

 青を基調とした服を着た、背の高い美男子がかなりの速さで空を飛んでいた。

「あ、あれ、何?」

 びっくりした乙葉がすみれの肩を叩き、それを指さす。

「え?」

 すみれが空を見上げるが、頭にはてなマークを浮かべたまま、別に驚いた様子はない。

「何も見えないけど……」

「えっ!?」

 乙葉は男子とすみれ、お互いを交互に見て、困惑した。


 

「おい、見つかったのか!?グラッディの居場所は!!」

 真は切迫した様子でエーラに問う。

「愛の方はどうなの?」

 光がシェルルに尋ねる。

「まだ家でずーっと寝てて起きないノ…早くあいつがいる場所を見つけてなんとかしないと」

「天園は、今日の午前中、何をしてた?」

 真がエーラに尋ねる。

「そういえば…光の空手道場の見学に行って、一人で帰ってきたな」

 エーラが言う。

「明宮、場所は分かるか?」

「道場の場所なら…道草市花垣町◯-△-×番地だけど」

「時間は?」

「愛が帰った時間なら…10時30分に練習が終わったから、その後になるな」

「それで割り出せば…」

 真は何やらブツブツと言いながら考え事を始め、しばらくするとピタリと止まった。

「…大体分かった。皆、俺についてきてくれ」


 古い廃れた、人気もない寂れた場所のボウリング場に真たちは来た。

「トゥルーラブ・チェンジ」

 真はクールな声で呟き、トゥルーサファイアに変身した。青い光が彼を包む。

「トゥルーラブ・チェンジ!!」

 それにつられて、光もチャームを持って大きな声で叫び変身した。


「ここの地下に奴がいる」

 真は神妙な顔つきで目を閉じ、トゥルーソードを思いっ切り地面に突き刺した。

 ドスッ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ