表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨の音 君の泣く声 打ち消した  作者: 君を打つ雨
1/4

雨の夜はいつも奇跡が起こる

たるみがうらシリーズを読んでいただいた方にはぜひこれも読んで欲しいです。誤字多いと思うので見つけたら教えていただくと嬉しいです。

 雨の日室内にいると安心する。深夜2時、僕は自分の部屋の窓を開けて、雨の街を見ていた。この時間雨が降っている状況では外に出る気は普通しないと思う。ふとコンビニに行きたいと思い外に出た。この夜中で雨が降っているから、人はいない。家からコンビニまでは300メートル、人がいない雨の街ここで僕が倒れても誰も気づかないだろうな、そのかわりここで僕が寝転がっても誰も気づかない、この空間が好きだった。と考えてる内にコンビニに着いた。コンビニはこの夜中でも人に会えるという安心感がある。コンビニに入ると客が来たと知らせるコールがなり、店員が慌てた様子で出てくる。何を買おうか迷ったけど、いつものノーマルのモンスターを買いコンビニから出た。コンビニから家の間に屋根のついているベンチがありそこに座り、モンスターを飲んでいると、近くで子供の泣いている声がした。こんな時間にと僕は思いながら周りを見渡したが、子供どころか人すらいなかった。泣き声はすぐに消えて、僕がどこで泣いていたのだろうと考えていると、目の前に70前後ぐらいのおじさんがいた。僕を見て微笑むと、「お隣いいですか?」と言われて、僕は少し右にずれて、「どうぞ」と答えた。少し気まずい沈黙が続いた。雨に打ち消されそうな声で、「私、死んでるんですよね」とおじいさんは言った。僕は「えっ」とおじいさんの周りを見ながら答えた。特に死んでるようには見えず、ただ嘘をついてるようにも見えなかった。ただただ、そのおじさんからは優しい感じがした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ