表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/13

呪縛

 朝、目が覚めて、みんなが起きるまでは日課の素振りをする。


 本来ヒーローは接近戦をしない。単純に危ないからである。弾幕ならば結界などで防げば問題無いが、身体強化などのバフを盛った一撃は比べ物にならない威力を持ち結界を紙のように通り抜けていく。つまり、一撃当てれば勝ち、当たると負け、そんな戦いになる。魔法少女はそんなに多くないので目眩がしたとか、足が滑ったとかで死なれたら笑い話にしかならない。


 だから殆どは遠距離から集団で加えるスタイルで勝てないと判断すれば、逃げてから戦力を整えて討伐する。そうやってなるべく安全に対処するのだ。


 つまり、彼らにとって近接戦闘は相手から離れられないときや、逃げたり、増援が見込まれないときに一か八かで挑む最後の手段となる。

 勿論例外はあるが。


 とはいえ、自分の固有武器が刀やメリケンサックの魔法少女だって存在する。しかし……なんてことはなく彼らは結構弱い。弱いと言うと語弊があるか。安全に戦えないので魔法少女として弱いのだ。暗殺とかだと強い。主張としては弾幕を結界や弾幕での相殺ではなく切り飛ばしたりして、魔力を節約できるので持久戦で強いことだろうか?あとは災悪級の相手に対する壁とか。


 とにかくティルフィング、使うと死ぬ。何故かそんな剣が固有武器なボクは一応やっておくのだ。転生できる分ボクの命の価値は比較的低いから。


「ッ!」


 ズキン、と胸が痛む。ベル様がボクにかけた呪い。自分の価値を低く見るとこうやって身体に不快感と苦痛がもたらされる。言われたことさえろくに出来ないボクにさらに手間をかけさせたことを思い出して申し訳なくなる。


 同時にボクなんかがこんなに可愛がってもらえるがとても嬉しい。


 こんなことを考えている間にもどんどん痛みが増してくる。


 だめだ、思考のループに陥っている。卑屈なことを考える度に痛みが重なる……。


 ほんとに救いようがない馬鹿だ、ボクは……。


 カラン、と木刀が落ちる音を聞いた。



 


 

 


雑談です。

ptsdってどんな感覚なんだろうって思って検索していたんですが、僕はふと思ったんです。あれ?俺じゃね?と。

 血液検査がダメなんですよね。暫くして注射も駄目になり、最近では針を見るだけで吐き気がします。

 病院で痙攣して倒れ、血圧の検査で気絶(血液検査の時に腕が縛られるので腕が圧迫されるだけでやばい)。

 挙げ句、なんとか測れた血圧も緊張のせいでまともな数値が出ない。

 友達に腕を掴まれて倒れる……などなど。

 家庭科の裁縫の授業中は保健室ってのは僕だけなんじゃないでしょうか?

 小さい頃は大丈夫だったんですが小5からすっかりダメになっちゃいました。

 これってptsdですかね?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ