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謀略系???

きっと彼女は、この時の事を生涯にわたって忘れられない。

確定してしまった時の流れは最早逆らうことができず、大海へと流れ出した水の如く後戻りがきかない。


さあ、さあ。

これが始まりで終わり、歴史はヒトに既視感を抱かせた。


彼は嘆くだろうか、いや、笑って告げる。

彼女は笑うだろうか、いや、嘆いて留める。


死とは終わりではなく、しかし輪廻など存在しない。


『誰が、誰のために』『あの桜の樹』『”俺を忘れないで”』


…お膳立てはこれからする。







{Shikigami system :activate}

{code=1:object}

{main pass - host:Tuchimikado}


{object:Yokai}

{A.Yokai=monster}

{application:Yokai&human}

{human:subordination-host:Tuchimikado}



[execute……error!!!]



「…応用術式の作成…ダメか

やっぱり式神術式はブラックボックスが多すぎるわね」


「改良じゃなくていい、せめて対象を拡大して隷属の範囲を増やせれば…」



{Shikigami system :activate}

{code=1:object}

{main pass - host:Tuchimikado}


{object:Yokai}

{A.Yokai-human-demi}

{application:Yokai&human}

{human:servant-host:Tuchimikado}


{for.spell-servant}

{pass-magic power}

[host:Tuchimikado}



[execute…error!!!!]



「……だあああ!!

もうかれこれ1時間半は挑戦してるのにエラーしか出ないっ!!」


「ああっ、もうヤケクソにやってやる…ッ!!」



{Shikigami system :activate}

{code=1:shnoebaibaet3t2}

{main pass - host:Tuchimikado}


{object:asdbijewakbtao}

{A.selkwe2jargo-human-asebiwaeji} {abwoiaekj@@0-23bihqetpoqj23t]


[main:::$:ebaietobe$tojet;ahe]

[enchantment:xxxzoq193looolkwkb]


{application:Yddnweij923i&human}

{human:serasnwe8230-host:Tuchimikado}


{for.spell-servant}

{pass-magic power}

{help`entarn;;cL()()sub seiji}


[host:Tuchimikado}



[execute………?????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????]



[Done]

[New spell be constructed by you!]


[congratulation!]




「…あれっ成功し、た?

というか新しい術式、になっちゃってる…?!」


「ってもう時間がないっ?!

……ぶっつけ本番で、こんな()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、よく判らない術式を使わないといけないってこと…?」


「…まあ平気でしょ。

アイツ、悪運やたら強いし、元々は式神契約用の術式だし」


「契約した瞬間に大爆発!

…なあんて愉快な事にはならない…ハズよ」


「さて、裏工作でアイツが案内される部屋は解ってるし、早速この術式を埋め込んだ偽装契約書を書類に紛れ込ませに行きましょうかね」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




彼が重度の疲労と怪我で眠りにつき、目を覚ますまでの小1時間、その間に彼女が一体何を考え、何を実行していたかを知っているものは誰もいない。


しかし、これだけははっきりと言える。


少なくとも、彼が”何も知らずに”契約書にサインした時。

その時が彼にとって人生の最大の転換期になる…というのが、今この瞬間、運命の悪戯によって確定したといって差し支えないだろう。


彼女は軽く伸びをして体をほぐすと、『何故起動しているかも判らない術式で編まれた契約書』を持ち、すぐさま自室を後にするのだった。




閑話休題。

前書きはこの物語の終わりです。


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