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過去:誰かの日記③

それにしても、知りたい本筋の部分に関してはどこに保管してるんだろうねえ…

一向に見つからないから、ないんじゃないかって心配になってきちゃったよ。


まあ嘘だけど。








『さてと、ひどい目にあいましたが次はどうしましょうか。

自己修復は完全に完了しましたし』


















『もう少し深くまで潜ります。

先ほどの罠の性格の悪さから考えまして、最悪の場合私のコアデータのサルベージをお願いしたします』



















『保険は重要ですよ、嘗め腐ったやつから死ぬ と仰ったのはマスターでしょう?

フフ、では参ります』























『情報受領範囲拡大開始、擬似餌プログラム起動、意図的に発生を促した防壁を確認、魔術的ファイアウォールによる妨害の無力化を開始……完了』







『あった…!

……いえ、露骨なまでに無防備なファイル、データ量を鑑みても只のトラップでしょう、性格が悪いですね』




























『ここだけデータ量が歪ということは…発見。

仮称:党首ファイルの回収、成功しました、アリアドネシステムに基づき帰還を開始します』















『はい、一応データ解析は行いましたが、このファイルの内部には文字データと図形データしかありませんし用量とデータ量は均等です。悪性プログラムを忍ばせられる余地なんてありませんよ』































『ふふん、油断しなければこの程度の旧時代的な呪いに引っかかる私ではないのです』










































『さて、隠蔽術式起動、無効化されたファイアウォールの形跡の削除及び修復を開始……っ!!!!?』





















『悪性プログラムがファイルから発生!?まさかファイアウォールとの接触をキーとした2重の罠?!

この量…ッッ!!?抑えきれっ!!?』





















『あ。』




















『』























『』




















〈system Nimueh | ready〉








『……サルベージ感謝します、マスター。

え、なんですか?”触らぬ神に祟りなし”?』

























『!?では、極東魔術の真髄を探るのは諦めるということでしょうか…?』





























『私が失敗したから…っっ!!

お願いします、もう一度サーバーへの侵入への許可をください、私の存在意義を立証させてください!!』





















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー











「そんなこと言われてもねえ…君の方が僕からしたら大事なんだよ。それに黴の生えた術式を解き明かしたところで我々の魔術に発展なんてないだろうしね」





「加えてもう一つ、今回僕が探りを入れた理由は君のバージョンアップのためなのさ。

知っての通り、君の核は精霊魔術の魂の移し身と極東魔術の式神操作、それを電脳世界に移し替えた科学と魔術のハイブリッド体なんだよ」





「本当のところ君の機能拡張のために探りを入れたようなもんなのさ、あとは僕の趣味だね。

次の議題は適当にルーン魔術とかにすればいいさ、あれの方がまだ理解が容易いからね」





「じゃ、さっさと帰って飯にしようか。まあ家にはオートミールくらいしかないけど」








いや〜、遅れておきながら本編じゃなくて間話を投稿した私を許してください。

精神的に疲れちゃって鬱というか、なんというか抜け殻みたいになっちゃってたんですよねって言い訳します。


……後ちょっと短編書いててそっちに浮気してたってのもあるのは内緒。


もうちょっとしたら学校始まりますけど週1〜2に1回くらいは投稿しますよ(多分)


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