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「ん・・・」
目が覚めた
「あ、ご主人様起きたー?」
え、誰だっけ!?
「誰・・・!?」
「寝ぼけてる?」
だんだん昨日のことを思い出した
「あ、プレセアか」
「そうそう
じゃあ、情報収集する?」
起きたばかりだぞ
「いや、ご飯も食べてないし」
「えーまだ待つの?」
「人間は色々大変なの!」
私は脱衣場で着替えた後朝ごはんを作った
「何それ?」
珍しそうに見てくる
「目玉焼き!
後トーストね!」
「僕も食べてみたいな〜」
「食べれるの?」
「うん、まあ娯楽だけどね」
「へぇ〜」
私はパンを半分に切ってあげた
「はい」
パク
「へぇ、人間のご飯って美味しいんだ」
「魔界は不味いの?」
「所詮娯楽だからね
そんな美味しくないなー」
「へぇ〜」
娯楽ってことは食べなくてもいいって事だよね
「食べないならどうやって生きてるの?」
「魔力だよ?
基本大気に混ざってる魔力があればいいんだよね」
「そーなんだ・・・」
なんかいろいろ凄い
そうこうしているうちに食べ終わった
「さて、調査しにいこうじゃないの」
「やっとー?
昨日のギルドに行くの?」
「とりあえずそこに行くしかないかなあ」
私はドアを開けて外に出た
「そうだご主人様」
「え、なに?」
「僕達は金の目が目印なんだ」
「それは金の目の人は悪魔ってこと?」
「そうそう
見つけたら教えてね?
殺されたくなかったら」
「わかった!」
殺されるのはごめんこうむる
それからギルドに着いた
途中いつもより周りを見てしまった
「ハンナ!」
「リリィ?どーしたの?」
「最近魔物が増えてるとことかってない?」
「どーしたのいきなり?
そうね・・・近くにダンジョンがあるでしょ?」
近くのダンジョン?
あそこか!
「うん!あるね!」
「そこが最近魔物が増えてるところよ
なんか増え方がちょっとおかしい気もするわね・・・
依頼もあそこに貼り出してあるからみてきたら?」
「ほんと!?ありがとう!ハンナ」
私達は早速貼りだしてある依頼の所にいく
「これ、受けるの?」
「ついでついで!」
ナタリーのダンジョン
魔物退治
ゾンビ10匹
ゾンビ……ゾンビか……
少し顔をしかめた
まぁ、仕方ないか
私は早速その依頼を受けてダンジョンに向かった
「行くぞー!」
「他の奴がいなきゃいいけどね」
あ、その危険性もあるのか
「他の悪魔の場所とか分からないの?」
「分かんないな〜
あいつらも警戒してるっぽい」
そっか・・・
「出会わないようにしないと・・・!」
…………
……
.
「ついた!」
前には地下に続くダンジョンへの道が見える
「あー・・・確かに第1位の気配が少しするなあ」
なんと!!
「大当たりじゃん!」
早速ダンジョンに入っていく
「プレセアも早く!」
「ふふっそんなにはしゃいでていいの?」
まずは地下1階にきた
ここは地下5階まである
そして初心者ダンジョンだ!
私でもいける!
あ、ゾンビ倒していかないとな・・・
あれ?
そういえばこの洞窟にゾンビなんていたっけ?
「・・・気のせいかな?」
知らないところにいたかもしれない
「何が?」
「いや、何でもない」
とにかく探さないと!