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いきたいな

作者: はるこ

うるさいうるさい人の中

私は車に轢かれました

真っ赤に染まった空はとても綺麗なものでした

全身が痛くなりました

それでも私は死にません


狭い狭い家の中

私は薬を飲みました。

想像しながら見た空はとても綺麗なものでした

意識が遠のいていきました

それでも私は死にません


静かな静かな海の中

背中に何かが当たりました

底から見た空はとても綺麗なものでした

息が苦しくなりました

それでも私は死にません


熱い熱い炎の中

腕に何かが当たりました

赤い隙間から見た空はとても綺麗なものでした

目頭が熱くなりました

それでも私は死にません


暗い暗い土の中

そこはとても真っ暗です

見えない空はきっと綺麗なものだと信じました

とても寒くなりました

それでも私は死にません


きょうもあなたのそばにはいけないようです


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― 新着の感想 ―
[良い点] 詩のテンポもいいですし、主人公というか語り部の気持ちが最後の一行で伝わって、とても良い詩だと思いました! [一言] 次作も頑張ってください!
[良い点] 十人が読めば十通りの解釈ができるのが、詩というもののいいところだということに気づかされました。 [一言] ほんの通りすがりのつもりでしたが、詩という表現方法は、表現力や文章力を磨くという意…
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