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俺は今日からトランクスをはこうと思う  作者: 加賀百万
出逢い
1/12

プロローグのようなもの

初投稿なのでなれていません

プロローグなので内容はあしからず(この後面白くなるとはひとことry

頑張って続けられるように頑張ります!

俺は百坂春人ももさかはると 。中学3年生。橋下中学に通っている。

11月半ば。世の中学3年生は皆、受験モード。

定期テストが明後日まで迫っている俺は、今日もだらけて無駄な1日を過ごした。いつになったら勉強をする気になるのやら。時間は既に夜中の12時をまわっている。あと何時間か経てば、登校する時間だ。

「はぁぁーー···勉強しなきゃ」

重いため息が家中に響く。

「ココアでも飲むか」

と言って俺はスマホの電源を切り、ベットから抜け出して1階の台所に向かう。両親と妹はもう寝ているらしく、廊下には俺の足音だけが響く。台所に着き、牛乳をコップに注ぎレンジで温め始めた。手が空いたのでふと窓から見える夜空を見ると、中途半端に田舎の空らしい中途半端な数の星が雲が無いためはっきり見えた。

「結構きれいなんだな」

元々住んでいた田舎の満天の星には劣るが、少数の星がひとつひとつ精一杯光っている様に見え気に入った。そこで、近くの屋上(立ち入り禁止)にはいることが出来るアパートに向かう事にした。青少年保護育成条例?知った事か。いくらでも破ってやる。別にいいじゃんか。思春期なんだし。親に迷惑かけてもいいだろ。反抗期なんだし。中二病が抜けきらない中三らしい事を考えながらも、ココアを水筒にいれ、準備を終えた俺は家を出た。アパートには三十秒で着いた。

「よし、い〇ぞう!」

田舎ではおじいちゃんおばあちゃんに囲まれて育って来ただけあり、五世代ほど古いネタを呟く。階段を登り、3階まで来たところで手すりから身を乗り出して、下の階の階段の屋根を登り屋上に出た。

「うっ!?」

思わず声が出た。先客がいたのだ。空を見上ている少女。歳は俺とおなじくらいに見える。あどけない表情をしていて、顔は人形のように整っている。髪は腰の位置まで伸びていて、透き通った白色をしている。身長は160センチあるかないかくらいだ。ぶたのパジャマを着ている。

「んーーーっ」

彼女は伸びをしたあと降りようとしたのか、こちらを向いて俺に気づいた。目が合う。しかし彼女はすぐに目線を外し、俺の横を通り過ぎて去っていった。コンディショナーのいい匂いがした。しばらくあっけに取られていたが、我に返った。

「⋯ココア、冷めない内に飲むか。」

さっきの女の子は誰なんだろう。ここで何をしていたのだろう⋯

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