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【絵本】青い鳥 L’Oiseau bleu   作者: 原作:ド・オーノワ夫人(Madame d'Aulnoy)版画:エピナルのペルラン 邦訳:萩原 學
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3. 報復 Le châtiment

la fée と書いてあるから、魔法を使うこの女性を「妖精」と訳していたのだが、同じ言葉で「仙女」「女魔法使い」をも意味するようだ。ただ「魔女 sorcière」「魔法使い magicien」とは別の言葉にして区別されている。これは御伽噺 Fairy Tale の特徴でもあり、「神」「悪魔」「天使」といった記号で終わらせることなく、気まぐれな「妖精」の「悪戯」で話が進んでいく。と考えて、訳語はそのままにしておく

挿絵(By みてみん)

翌日、待ち合わせ場所に再び現れた王子様は、フロリーヌだと思い込んだ彼女を連れ去ることに決め、翼あるカエルが牽く空飛ぶ椅子に乗せました。……彼女に永遠の忠誠を誓い、その願いに応じて、その名付け親である妖精スーシオのもとへ連れて行きました。

Le lendemain le prince Charmant revint au rendez-vous et comme il avait décidé d’enlever celle qu’il croyait Florine, il la fit monter dans une chaise volante attelée de grenouilles ailées. — Il lui jura une fidélité éternelle, et, sur sa demande, la conduisit chez sa marraine, la fée Soussio.

挿絵(By みてみん)

城は明るく照らされていたけれど、王子様は到着しても最初は自分の間違いに気づきませんでした。しかし妖精スーシオが、彼の妻としてトゥルイトンヌを紹介した途端に、叫びました。

「私が、こんな化け物と結婚するだと!そんな提案をするなんて、人を馬鹿にしているのか!」

すると妖精は報復として、向こう7年、彼を大きな青い鳥に変えてしまいました。

Bien que le château fut éclairé, le prince en arrivant ne reconnut pas d’abord son erreur, mais dès que la fée Soussio lui présenta Truitonne pour femme: — Moi, épouser ce monstre, s’écria-t-il! vous me croyez bien sot de me faire une semblable proposition. — Mais la fée pour se venger le changea pour sept ans en un gros oiseau bleu.

描かれた青い鳥は、王冠状の鶏冠や青い身体、長い尾羽らしきものからして、孔雀をモデルにしたものであろう。

挿絵(By みてみん)

だとしたら、絵師は孔雀の体型を理解せず、別種の鳥と組み合わせたキメラを描いたことになるが?


訳注

la fée Soussio: 名のある存在かと思い検索してみたが、『青い鳥』以外に記録がない

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